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スキー
ヤシヒロとパイセンはデーマインに乗り雪山に着ていた。
『今日はスキーだよ。好きに滑ればいいさ。』
『スキー……』
『スキーだけに滑ってしまったね。』
『だだ滑り……』
『えっ!ヤシヒロ君、今日はなにか厳しくないかい?』
『……』
気づくとヤシヒロは既にすべりだしていた。
『ヤシヒロ君!そんなにスピードを出しちゃダメだよ。止まらないと大変なことになる。』
『……』
ヤシヒロのデーマインはコース外に飛び出し大木に衝突した。
『ヤシヒロ君!大丈夫かい?』
『……』
『ええっ!デーマインの腕がひきちぎれそうじゃないか!!』
『ア……の呪い……』
『ええっ!まさか呪いだなんて!この機械仕掛けの世界で。でも同じようなことが前にもあったよね。』
『自作自演……』
『ええっ!こんなことを自演するなんて不可能だよ!』
『……』
『デーマインがこんなことになるなんてあり得ないことだ!とてつもない凄い衝撃が加わったということだよ!』
『衝撃…』
『逆に凄い才能だよ!』
『才能…』
『コレを昇華したら凄い技になりそうだよ』
『昇華…』