特殊ペイント
ヤシヒロとパイセンはデーマイン格納庫にいた。
『今日はデーマインのメンテナンスだ。』
『整備…』
『まずはこのマシーンでデーマインのボデーを診断だ。』
『診断…』
『ダメージ部分を見つけるんだ。見落としたら大変なことになるからね。』
『ダメージ…』
『デーマインの金属は他とは違うんだ!』
『金属…』
『形状記憶が施されていてデーマインに乗った人間とともに自由自在に変形できるんだ。』
『形状記憶…』
『極めつけは特殊ペイント!!』
『特殊ペイント…』
『コレが他のロボと画期的に違うところだね。』
『画期的…』
『あっ!ヤシヒロ君、勝手にシールを貼っちゃダメだよ!』
『デカール…』
『特殊ペイントに障害が発生してしまうからね。』
『了解…』
『さっきから気になっていたんだけど、その紙袋はなんだい?』
『お守り…』
『デーマインにそんなに本を持ち込んでは行けないよ。』
『銀河……』
『一冊にしておくんだ。』
『シリーズ物…』
『最後にデーマイン標準装備にして最強装備の木刀だ!!!』
『木刀…』
『使い手によって能力が上下される。』
『上下…』
『実はこの木刀は生きている植物なんだ。』
『植物…』
『激闘を生き残れば生き残るほどに強くなっていく。』
『サバイバル…』
『ボク、討伐ガンバルぞ!』
『………』
『ヤシヒロ君!ここは笑うところだね!』
『…………』
『ボクなんて言ったことないのに!!!』
『……………』