表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
光速撃振デーマイン  作者: ならならごろん
2/11

出動

戦艦ヤンボーはデーマイン五体を乗せ緩めのミッションに向かう。

戦果をあげればより激しい戦いに駆り出されるのだ。

『パイセン!よろしくお願いします!』 

デーマインに乗った鈴木さん、工藤さん、寺田さんが元気よくパイセンに挨拶をした。

今日のミッションは巨大アリの駆除だ。

召喚者達が応援している。


デーマインで巣に近づくと巨大なアリが三体こちらにやってきた。

口を大きく開きこちらに向かってくる。

パイセンが乗った金髪のデーマインは標準装備の木刀でアリを攻撃した。

『ヤシヒロ君、今日は見学で』

『見学…』

『まだ偵察アリだ。そんなに硬くはない。』

『偵察アリ…』

『兵隊アリが来たぞ。』

パイセンがメンバーに響く声で叫ぶ。

『兵隊アリ…』

『蟻酸を吐いてくるからね。』

『蟻酸…』

『非常に強力な酸だ。デーマインでもくらい続けたらやばいことになるからね。きをつけて。』

『了解…』

『すごい数でやってくるからね。長期戦だ。』

『長期戦…』

『そろそろ飛行アリが来るかな。』

『飛行アリ…』

『攻撃が当てづらいけど行動パターンがあるからね。なんてことはないさ。』

『行動パターン…』

『騎士アリが来たぞ。そろそろ仕事も終わりだ。』

パイセンがメンバーに呼びかけた。

『騎士アリ…』

『個体差が一番あるアリだ。その辺は臨機応変に対応しなければならないのさ。』

『臨機応変…』

『討伐経験があったとしても油断大敵だね。』

『油断大敵…』

『今回はおもしろい動きをする奴はいなかったな。』

『面白い…』

『ボスのおでましだ。ボスって言ってもただ硬いだけだな。』

『女王アリ…』

『そう、女王アリだね。』

『了解…』

『よそ見していても勝てるさ。』

『余所見…』

『その上をいって寝ていても勝てるね。』

『……』

『さすがにそれはアリえないかな。』

『………』

『ヤシヒロ君!ここは笑うところだよ。』

『…………』

デーマイン部隊をよそに召喚者達はダジャレに大笑いしていた。

論理的な考えの彼らにはダジャレを考えるのは難しかったが大好物だった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ