田中も異世界転生する
はい、二回も間違ってけしてしまって筆が折れてた作者です!!遅れてすみません!田中パートです。わざとありきたりな、なろうっぽい感じにしてます!!なろうで黒人が出てるのみたことない人は評価お願いします
なんだここは……俺は今浮かんでいるのか?しかし、子宮の中を漂っている見たいに気持ちが落ち着く。このままでももういいか……
……そっか、俺死んだんだったな。なんていうか人生が理不尽過ぎてもう、笑っちゃうわ。もう恨みもしねーよ。
母親は俺の出産の時に大量出血で死亡。あの親父は消費者金融に手を出し俺が小学4年生のときに失踪。親父の再婚相手は『悪意ある離婚』としてどっかにいった。遠い親戚が後見人になった物の無事遺産だけ消えて俺には暴力。今思うとなぜ後見人を取り消しにならなかったのか不思議だよ。
飯すら満足に食えず、ボロボロの身なりで中学校では嫌煙され、挙げ句レイプしたとか冤罪を女とDQN共が手を組んでかけてきた始末。少年法で逮捕にはならなかったが、この時点で人生終了だよ。
ネグレクトの疑いが掛かった時も'俺の'遺産で口封じ。底辺高校に行ったものの、高校に行かす金がもったいないと中退されられ中卒で働きに出されたが、こんな奴に仕事がある訳ない。俺はそのままネットにはまった。
色々あって結局中学の頃の担任のお陰でこいつから逃れたが、レイパーのクソニートって言う称号は二度と取れない。まぁあと親父は中2の時に行旅死亡人として見つかった。
なんつうか思いますだけでもう疲れたよ。ここで一生何も考えず浮かんでいきたい。このままも一興かもな。
『一人で回想に耽るところすまないが、妾の話をちーと聞くのじゃ!』
嗚呼もう誰も俺に話しかけるじゃねぇ!もういい加減俺一人にさせてくれよ……お願いだから……お願いだからさぁ……
『このままじゃお主は到底話を聞くことなどできんな。まあよい。妾は一度しか言わんからな。ここで聞いてなくて後で困っても、それはお主の自己責任じゃからの。』
なんだよ……もう訳わかんないよ……
『それじゃあ言うからの!お主は既に死んでおる。ここは時間が進むのが遅いからの、もうお主の体は骨壺のなかじゃ!おっ!今お主の墓に中学生の頃の担任が来ておるぞ!まぁ要するにもう生き返るのは無理じゃな!』
あぁそうかい……あんな世界、生き返っても死んだと同じだよ。怨念はあっても未練は無いし、一つ言うなら童貞卒業したかったぐらいか……
『まぁそうじゃろ?じゃからのう、お主には異世界に行ってほしいのじゃ!今の異世界には異界の神、【邪神】によって戦争状態なのじゃ!そこでお主は異世界の【邪神】を殺す為に【邪神】の力を抑えてほしいのじゃ!』
そんな面白くも糞もないシナリオの戯言は、なろうぐらいにしておけ。まず俺に何のメリットが有るんだ?私はこのまま一人でいたい。
『古田美穂がいる。そういったら良いかの?』
おい、ちょっと聞いていいか?お前はなぜその名前を知っている……なんで異世界なんかにいる?そしてお前は誰なんだ?
『妾はお主からしたら異世界の神じゃ!後、さっきから被害者顔をしておるが、お主は覚えていないかもしれんがのう、3歳の頃に父親と再婚相手の間の赤子を親の外出中に首を絞めたじゃろ。当時のお主は泣き声が煩かったからと思っていたようじゃの。それも統合失調症の兄がやったとお主は責任を擦り付けておるようじゃの。所詮お主も加藤も同類じゃよ!』
いや、嘘だ!そんなの有っていいはず無い!あれは小学生の3.4年の時に親父から事故だと聞いた。絶対そんなことあるはず無いんだ……しかも3歳の頃の話なんて覚えてないし、幾らでもほらを吹けるじゃないか……
『まぁ良い!どうせこのままのお主じゃ異世界を救うなぞ、それどころか異世界に行けるかも分からんからの、お主の一部記憶、お主自身に関係する記憶を消させてもらうからの!』
『権能使用 :【記憶操作】』
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なんだここは……俺は今浮かんでいるのか?しかし、子宮の中を漂っているみたいに気持ちが落ち着く。このままでももういいか……
……あれ?思い出せない。俺の名前はなんだ?なんでここに居るんだ?俺の家族もなにも分からない。いや、日本生まれなのは分かる。一体なんなんだこれは……
『お~い!気づいておるか?早速じゃが名乗らせてもらうからの。言うぞ!妾は異世界の神じゃ!そしてお主には異世界に転生してもらいたいのじゃ!』
なっ!この幼女一体どこから現れた!しかも異世界転生って……しかし、ラノベとかの記憶は残ってるのか?
『ところどころ記憶が抜け落ちておろう。それは魂のみで異世界を移動したものは誰でも起こる事じゃ!なるべく強い魂を選んだのじゃがのう、お主の場合は自分自身の記憶が抜け落ちたようじゃの……』
異世界に行くと記憶が抜け落ちるって言ってたよな?つまりはさ、俺はもう異世界へと行ってるのか?そこは一体どうなんだ?
『すまんのう……お主は異世界に転生することに前の世界では了承しておったのじゃがのう、異世界に移動する際に了承した記憶が抜けてしまったのじゃ……』
前の世界の俺が良いって言ったのので、あるのならば転生します。っていうか、すでに異世界に来ているんだから、転生する以外の選択肢はないですよね。
『まぁそういうことじゃの。しかし、お主は話が通じる奴で良かったのじゃ。最近の転生者はいきなり、パニクってしまう輩が多かったから、お主のような存在は嬉しいのう。』
なら良かった。ただ一つだけ聞かせて欲しい。異世界に俺を連れて行ってなにがしたいんだ?
『済まん!異世界に連れていく理由を話すのを忘れておった!お主を異世界に転生させるのは、異世界に戦争を仕掛けようとしている邪神勢力を抑えて欲しいのじゃ!』
しかし、それは異世界の現地の人に神的な力を与えれば良いんじゃないのか?どうなんだ?
『うむ。そう思うじゃろう。妾もそう思うじゃろうしな!ただちゃんとした理由があるのじゃ。妾の世界では戦力として魔力が使われているのじゃが、魔力の使用のし過ぎで、空気中の魔力の量が薄くなり過ぎたのじゃ!しかし、お主の世界線は魔力が有り余っておるのじゃ!そこでお主を異世界に連れて行くことで、お主の世界線と妾の世界線を繋げて、魔力を少しばかりいただきたいのじゃ!一石二鳥じゃろ?』
ええ。言いたいことは分かりました。貴女は邪神の勢力と戦う為に私を転生させると。わかりました、転生します。
『ありがとうなのじゃ!それでは、異世界ライフを充分に楽しむのじゃ!』
なっ!体が透けて行くような!意識が…保てな……くなってく…る……
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『はぁ。記憶処理4回目でやっとだよ。あのゴミは無駄に記憶処理が効かねえな。ただ34回もしたら転生後も記憶力がバグりそうだがしらねしらね。なにせ俺の目的は果たせたんだしな。ほんじゃ葉巻でも吸ってひと休みするか』
田中には一度記憶を封印させておきます