巨大化、それがファンタジーだ
人「…逃げる？」
黒「は？」
人「待ってよ、そんな怒る事無いじゃん」
黒「…まあしょうがないか。で、どう逃げるっていうんだ？獣人とか亜人とか魔族とかは人間より優れているみたいだぞ？」
人「走れば何とかなる？」
黒「・・・・」
人「黒玉のほうで何とかならない？」
黒「何とか…うーん…無理だな…」
人「…じゃあ盾になってよ」
黒「ん？」
黒は言われた通りに盾になる
王蛇「ぬ…？」
白皇「ん…？」
人「まさかこんなところで火薬を使う事になるなんて…！」
黒「は、火薬？おい待て、まさか」
人「マッチは入りませんか？まあ僕が使うけど…！」
爆発が起き、黒玉と人型が吹き飛ばされる！
王蛇「はあ！？」
白皇「うそでしょ…」
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人「かは…！」
黒「おう！？」
人型と黒玉は戦場からかなり離れた森に落ちる
黒「…お前どれだけ火薬使った？」
人「ん？」
黒「いややっぱいいや聞きたくない」
人「そう。さてここは何処かな？」
周は樹しか見えない
黒「こういうところなら魔獣とかいるか？」
人「その前に背中がずっと痛い…」
黒「マッチ貸せ、焼く」
人「‥それしかないか…」
人「・・・・・・・・（涙目）」
黒「傷は塞がったぞ」
人「…ぅん、行こっか」
黒「おう」
人「どうやって勝つかな。勝つ光景が全然見えない」
黒「暗殺はどうだ？俺はあいつ等を食べられるならそれでいいんだ」
人「暗殺か…。毒とか効くのかな…」
黒「毒キノコはどうだ？そこら辺探ればあるだろ」
人「ならマムシとか蜘蛛とか毒キノコとかを食べていこうか」
黒「・・・」
人「どうしたの？」
黒「いや、今更なんだがどうにも胡散臭い」
人「何が？」
黒「あの二体、台詞は台本戦いはパフォーマンスコンビネーションは抜群。そんなかんじがした」
人「ならあの戦いは…」
黒「全部演技、という事か？」
人「…あ、キノコ」
黒「頂きます」
人「・・・・・・」
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白皇「…奴等、ホントに魔族か？」
王蛇「俺達の事を何も知らないようだった。魔族では無い可能性が高いが、あの黒玉とか言う奴」
白皇「ああ、あいつは不味い」
王蛇「だよな。取敢ず。御疲れ、皆！帰還するぞ！」
白皇「私達も帰還しよう！さて、王になんて説明するかな」
王蛇「まあ戻ろう、マントル」
マントル「ああそうだな、ヴェノス」
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黒「吐ききったか？」
人「…うん、まさかヒアリやセアカゴケグモがあんなに大きくなって襲って来るなんて…」
黒「…そう愚痴っても仕方無いみたいだぞ」
人「…マムシ…いや、ハブかな？…まあ、やるしか無いか…！」
舞台裏
マントル「皆御疲れー」
ヴェノス「御疲れー」
人「ここまで人がいるんだ」
黒「色々しょうがないだろ」
？？？「いいなー出番があって」
人「ちょっと君まだ出番先でしょ！？」
黒「裏回れ！」
？？？「えー」
