休みたい
前の作品ネタがおもいつかないんで多分もう進まないかと
モブ兵1「ギャァァァ!」
モブ兵2「うわぁぁ!」
???「グ!オォ!オオ!」
??「うめ、うま、うま」
…そこはまさしく地獄絵図、というものだった
むせかえる血と汚物と嘔吐物の臭い。そして何より、百を優に越す、いや、越していた死体を残さず食い尽くす黒い玉
殺しては吐き、また殺しては吐きを繰り返す男。
大事なことなので二度書き記す。そこはまさしく地獄絵図であった
第一次世界大戦 第一章より
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「これももう二年前の戦争だね。あの34年間でもう人の肉は食べ飽きたよ」
「しょうがないさ、でも第一次って書いてある辺り。まだやるつもりみたいだよ?」
「どっちにしてももう行かないでよ。これ以上文書や記録に残るとこの世界に居づらくなるからね」
「解ってる。僕のほう、いや、僕の刀もそろそろ限界のようだし。長期休暇でも取ろうかな」
「ならその刀『も』喰わせてくれよ。トカゲとか貝とかじゃ硬度が全然足りないんだ」
「なあ知ってるか?刀っていうのは砂鉄を集めて溶解、圧縮したものを使って造ってるらしいんだ。つまり「やだよ」…はい」
「…で?休暇って言ってもどの世界に行くんだ?」
「…戦いが無いなら何処でも」
「そんなの無いよ」
「…解ってるよ、争いの無い世界なんて何処にも無いんだろ?」
「そうさ、どんなセイブツにも欲望がある。そこにあるもので満足せずに、更に欲しがる。理解出来ないね」
「…そのセイブツに僕達はあてはまっているの?」
「なんとも言えないね。生きているからセイブツなのか、心があるからセイブツなのか。暗黒物質である時から悩んでいるけど、全く答えが出て来ないよ」
「…長話は止めて欲しいんだけど」
「解った、で何処に行くの?」
「…僕達がいてもおかしくない世界」
「…漸く決心がついたんだ」
「魔法だとか魔物だとかがいる世界。そろそろ行くべきだよね」
「ああ、マグロだとかにわとりだとかも美味しかったけど飽きたからね。そろそろそういうのも食べたい」
「はいはい。じゃ、よろしく」
「解った」
舞台裏風
「ねえ何で台本こんな風にしたの?」
「だって食べたかったんだもん!強制するより合意な風に見せたほうが印象いいと思って」
「・・・」