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新旧世界・別枠  作者: 頭の軽い奴
第一章
5/12

なんか続けてみた3

 

  今日はどうしよう。ボクは学校でどうやって記憶をさがすか迷っていた。誰の事か分からないらしいがこの町に苦手とする人物がいるのは昨日の時点で分かった。そこに手がかりがあると思いたいけど、正直手がかりが無さすぎて一苦労なんだけども。関係ないように美弥さんと話している漣伽さん。

「迷っているようならやることは一つ!行動あるのみ。『公共機関』の力を借りるしかないね」

「人が口に出していない事を当てないで下さいお願いします。美弥さん、やっぱり一番はそれ?」

「『公共機関』ねえ、何か全然記憶にかすりもしないけど、どんなところなの?」

「この近くにある『公共機関』の施設は一つ。喫茶店『******』だけだよ。店員を認識できない喫茶店。客は多いけど正当な理由があれば『公共機関』の資料を読む事もできる。明後日休みだから行ってもいいと思うよ」

 提案はとても嬉しいけど、何かずれてないかなその回答。多分『公共機関』というのが何をしているかだと思う、この地域の『公共機関』がどんな施設なのかじゃないと思うんだけど。



  で、どこを探そうかな。正直『公共機関』を頼った方のが速いんだけど、何となく嫌なところがあるんだよね。今までのことから。最近この地域の『公共機関』所属の人増えたけど結局何も変わってないし。

  時間帯は魔が出現しやすいと言われる黄昏時。人気のない公園でボクは人を待っていた。漣伽はいるが暇をもて余しているのか、ふらふらと公園内を浮いて遊具で遊んでいる。


  昨日の夜、緘廼(かんの)から手紙が届いてきた。内容を要約すると一緒に遊びたいとの事だったので待ち合わせを人のいないここの公園にした。この時間帯を指定してきたのは向こうなんだけど日光は平気なのかな。吸血鬼だと思っているんだけど。

「まだ~。暇なんだけど」

「勝手についてきて何言ってるんだよ。不法侵入者だろうが。向こうからすれば」

 目を逸らすな。口笛を吹こうとして音鳴ってないし。

「すいませんごめんなさい。遅れました」

 その声はいつの間にか現れた少女が発していた。フードを被っていて顔は分からない。声とセリフのことを考えると、浅間緘廼(せんげんかんの)であっているだろう。服装はフリルの多い淡い水色の膝上スカートを履いて、上は緑色のパーカーを着ていた。

「いや、大丈夫だよ」

「なに、時間にはしっかり来たいの?ならもう少ししっかり時間指定をするべきだと思うよ」

 漣伽は何を言ってるんだ。初対面だよな、挑発するような事言うなよ。

  初対面である漣伽に言われたことで驚いた雰囲気だが漣伽を見てなにかに気づいたらしい雰囲気が険しくなる。フードで隠れているが睨み付けているように見える。漣伽もまた雰囲気が悪い。なんでこんな険悪なんだか。

「喧嘩するにしても理由をはっきりさせろ。そして能力を使うなよ。『公共機関』に疑われたらゲームする暇がなくなる」

 話しかけたことでこちらのことを思い出したのだろう、世間知らずな幽霊と世間を知らなそうな吸血鬼二人は。雰囲気を少し和らげ、緘廼は漣伽の方から目をはなさずに言う。

「だって、そいつが洋館に侵入したから。見つけたのだから消さなきゃ。案内はしてあげない。敵にはしないと決めているの」

「案内?なくてもいいよ。まず、できないだろうから。だって現世を彷徨(さまよ)っている者が案内できる訳がないでしょ?」


 夜の(とばり)が下りようという時間の人気のない公園。その公園に突如霧が発生し立ち込める。桜木の方に霧はきていないが二人の姿は霧に隠れて見えなくなる。霧自体は浅間の吸血鬼としての特性だろう。その霧の一部が制御を漣伽に奪われたのか、渦巻き払われる。


  そこまで起きてボクは隣を見る。すぐ横から物音が聞こえたからだ。そこには『公共機関』所属で、最近この地域に引っ越してきた花柳風音(はなやぎかざね)がいた。霧を見つけてきたのだろう少し息を荒げている。これは厄介な事になった、と反省する。無理矢理にでも止めるべきだっただろう、下手するとそのまま逮捕案件だ。逮捕をさせないために花柳に話しかける。

「あ、お勤めご苦労様です。お久しぶりです。いつかの事件以来ですね」

「ああ、あの高校の生徒会長ですか。ゲームですか?貴方がいるならゲームの一貫ですかね」

「ええ、なので逮捕は止めてくれませんか」

 少し考えたのだろうが、花柳は基本は疑うことなく人を信じる。正直交渉に向いている人物ではないし、かと言って戦闘ができる訳でもない。怖いのは能力と人脈だから。

「分かりました。いいですよ、被害もなさそうですから」

 そのセリフの後に突如として強風が吹く。そのせいで霧が晴れ二人の姿が見える。その姿を見た花柳は驚いた顔をしてこちらに聞いてくる。

「貴方、ゲームの詳細教えてくれません?」

 ゲームの詳細を聞かれる。漣伽は誰かに手伝って貰ったとしても何も言わないだろうが、ボクからすると『公共機関』を頼るにはまだ何も調べていない。だから詳細は話さない。教えたら調べないなんて事はしないだろう。それに、この人の能力がこの地域の『公共機関』所属メンバーの中で一番敵味方関係ないため巻き込むには向かない。

「すいません。教えられません」

「もし、未練を探しているようなら詰まった時に連絡して下さい。これ連絡先です」

 無理矢理に名刺を渡され、彼女はその場をはなれる。おい、なんだか教えろとは言わないがもう少し詳しく言え。なんでそうなった。未練探しというピンポイントだし詰まると断定してくるか。なんだそれ、だからこの地域の『公共機関』所属メンバーは本来は解決できるのにわざとしないと言われるんだよ。

  先程起きた出来事に溜息を吐く。能力を使わずに言い争っている二人。仲悪いなあいつら、いつまでやっているんだ。

描写が難しい。誰かここおかしいとか言ってくれると改善できるので言ってほしい。

日本語が下手な作者に小説は難しい。

そしてどこが悪いか分からないというね。

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