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愛奈とゲームをしたらしい

100万PV,ブクマ1399人ありがとうございます!

紳士の方々に感謝です。


深夜テンションなので下ネタは許してください。

「あ、愛奈っ!?い、いきなり…そんな…」


俺は今、ロリに押し倒されるという夢のシチュエーションを味わっていた。



愛奈に押し倒される一時間前。


愛奈とデートの約束をしていた俺は、待ち合わせ場所である愛奈の家、猫カフェ『愛ニャ』に来ていた。


(早く着きすぎたかな?…愛奈は…いないか)


楽しみだったので予定よりも20分程早く来てしまった。

店内には数名のお客さんと、愛奈のお母さんがいるのが見えた。


だが、肝心の愛奈の姿は無かった。

デートの準備でもしているのだろうか?


「こんにちはー」


営業中なので遠慮無くお店に入った。

綺麗な風鈴の音色が店内に響いた。


「あらあら。いらっしゃい修史君」

「あっ、愛奈のお母さん!お久しぶりです。ここの猫達は相変わらず可愛いですね!」


出迎えてくれた愛奈のお母さんの後をついてきた猫達が、俺の足元に集まりスリスリしてきた。


嬉しいのだが、歩くと蹴りそうで困った。


せっかく猫達がじゃれてきてくれたので、その中のお気に入りの黒猫を抱き上げて撫でてあげた。


ゴロゴロと目を細めながら、気持ち良さそうに体を預ける猫の姿に癒された。


「ふふっ、そうでしょ!うちの猫達は最高に可愛いからね」


猫を褒められて嬉しそうだ。

若干のドヤ顔を見せている。


「…ところで修史君、今日は愛奈に会いに来たの?」

「あっ、はい。今日は愛奈とデートするので。少し早いですが迎えに来ました」


客として来たわけではないので少し申し訳ない気持ちになった。

近々客として来る事にしよう。


「ああ、やっぱりね。昨日は愛奈がやけに浮わついてたから…」

「ははっ、そうなんですか」


俺とのデートが楽しみだったのだろう。

可愛いやつだ。


「愛奈は部屋にいると思うから、迎えに行ってあげて」

「あっ、分かりました。お邪魔しますね」


愛奈の部屋に行くのは久々なので楽しみだ。

部屋に着いたらいきなりドアを開けてやろう。

ラッキースケベを期待して。


「…あっ、ちょっと待って修史君。…えっと、どこやったかなぁ。…あった!はい、これあげるね」


部屋に行こうとしたら呼び止められ、小さな箱を渡された。

なんだこれは?


「箱ごとあげる。そろそろだと思って買っておいたよ」


……。

ははは。


そうだよね、そう言えばちょっと変わったお母さんだったよね、この人は。


極薄なんちゃらを貰った。

0.01㎜メートルの壁ね。


「…あっ、どうも」


反応に困った。

持ってるから大丈夫です!とでも言っといた方が良かっただろうか?

というか、渡すならこっそり愛奈に渡しといて欲しかった。


取り敢えず斜めかけバックにそっとしまった。


「ま、無くてもいいけどね。でも、まだ心配だから一応…ね。それと、こっちは必ず使ったほうがいいからあげるね」


さりげない問題発言にツッコミを入れる前に、更に何か渡された。


目薬より少し大きいくらいのプラスチックの入れ物に、透明な液体が入っている。


液体に混ざった空気がゆっくりと上がっていく。

…ドロッとヌルッと、はい分かった。

摩擦軽減する液体ね。


……確かにこれは大切だ。

愛奈に対しては特に必要かもしれない。


……。

……。

じゃなくて!


えっ、何だろう?このセクハラされた気分は。

いや、冷静に考えてこれらの行為はセクハラでは無いだろうか?


愛奈のお母さんを「訴えますよ!」という視線で見てみる。

……。

「ん?どうした?」とでも言いたそうな、何の悪意も感じさせない表情をしていた。


……まあ、悪気が一切無いならいいか!

気遣ってくれただけみたいだから、素直に受け取るけど。

ありがたく貰うけどっ!


「それじゃ、愛奈と頑張って!…今日は覗いたりしないから」


そう言って愛奈のお母さんは仕事に戻って行った。


……。


はははっ。

…本当にユニークな人だなぁ。


頑張れって言われたけど僕はナニを頑張れば良いんだろう?

僕、子どもだからわからないなぁ。


……。


さて、愛奈の部屋に行きますか。

早く愛奈に会いたいしね。



ガチャ


「わぁっ!?」

「…ちっ、何も起きなかったか」


自然に女の子のいる部屋のドアを開けたのに、ラッキースケベは起きなかった。


主人公力が足りないのだろうか?

悔しい。


「愛奈、お邪魔するよ」

「ちょっ、い、いきなり入ってくんなって!びっくりするだろ!」


思春期の男の子みたいな反応で、至極真っ当な事を言われた。

反省はしない。


「ごめんごめん。…おっ!愛奈のそのスカート姿、凄く似合ってるよ。…可愛いね」


愛奈は気合いを入れておしゃれをしていた。

だがしかし、何だろう?


小学生が背伸びしたように感じる。

大人っぽさは一切感じない。

…まったく、愛奈は合法ロリの鏡だぜ!


「そ、そうか!…あ、ありがとな!修史…その…カッコいいぜ!」

「ははっ、ありがと」


褒められて嬉しかった。

なので、愛奈の頭を優しく撫でる。


一瞬、気持ち良さそうに目を細めた。

猫みたいだ。


「…っ!?こ、子ども扱いすんなよな!」


照れ隠しなのか、手をはね除けられた。

そういうところも可愛らしいと思う。



「ははっ、ごめんって。それじゃ、早速出掛けようか。準備があるなら待つけど」

「んー、準備なら大丈夫だ!それより、何処に行きたいとかあるのか修史は?」


俺の希望を聞いてきた。

本心から言えば…いや、今日は素直にデートを楽しむとしよう。

愛奈と会うのも久々だし。

下半身で物事を考えるのは嫌だからね。


「あんまり考えてないけど、せっかくだから遊園地でも行こうかなって」


取り敢えず意見を出してみる。


「遊園地…。うーん…遊園地かぁ。遊園地は…出来れば行きたくない…な」

「えっ?どうして?」


愛奈は何か困ったような、嫌がるような表情をした。

何故だろう?

高校生で遊園地が嫌いな女の子なんているのだろうか?

素直に聞いてみた。


「いや、ほら…確かに楽しいところではあるんだけど…さ。あたいは…なんというか…その…背が低い…からさ」

「あっ……その…ごめん」


察した。

身長制限という愛奈の天敵が、遊園地には存在してしまう。

俺が乗りたくても、愛奈は乗れないとなってはお互いに楽しめない。


愛奈という恋人の事をきちんと考えられず、デート=遊園地という安直な答えを出してしまった。

きちんと反省する。


「そ、そんな顔すんなって!あたいは気にしてないから!」


愛奈が気を使った。

内心は反省しつつも、表情を切り替える事にする。


「ってかな修史。そもそも遊園地とか人の多い所はやめた方がいいぞ」

「…ん?それは…どうして?」


もしかして愛奈は人混みがダメなのだろうか?


「いや、そりゃナンパされるからに決まってるからだろ。それにあたいが修史を他の女から護れる自信がねぇ」

「…そ、そうか。確かにそうだよなぁ」


愛奈が人混みが苦手な訳では無く、単純に俺の問題だった。

思い当たる節が多いので、言われて納得した。


確かに早香や天音と出掛けた時も、二人でラブラブしているのにも関わらず声をかけてくる人が多かった。


早香と天音の睨みの効かせ方や、あしらう技術には惚れ惚れしたが、愛奈にはそういう事がおそらく出来ないだろう。


愛奈と人の多いところに行ったら、愛奈がガキに見られて俺へのナンパが多くなったり、愛奈が文句を言っても相手にされない状況が安易に想像出来る。


愛奈の事も自分の事までも、考えが至らなくて申し訳なく思えた。

次からは考えてから発言したい。



「うーん、そうなると何処に行けばいいのか分からないなぁ」


ショッピングモールや動物園、前の世界でのデートスポットは危険がいっぱい状態だ。

早香や天音なら大丈夫なんだが、愛奈だと少し厳しそうだ。


そういえば、人の大勢いるところで見かける男には、ボディガードが一人はついていた気がする。

または、友達を連れたり集団でいる事が多い。

それが当たり前なのだろう。


まあ、そんな中、何も考えずに単独行動をする俺は、逆に凄いのではないだろうか?

ただ、呑気なだけかも知れないが。


俺も含めて男は肩身が狭いと思う。



「修史みたいなカッコいいやつは大変だなぁ。…ん?ってか、修史がボディガード雇えばいい話じゃね?」

「えー!嫌だよ。愛奈と二人きりが良いし」


可愛い女の子とデートするなら二人きりだろう。

たとえその考えがこの世界でおかしいと思われても、俺は曲げない。


「…そ、そうだよな!修史ならそう言うと思ってたぜ!」


凄く嬉しそうにニヤけている。

愛奈も二人きりがいいみたいだ。


「…な、なら…さ。今度出掛ける時はさ、人の少ない観光地に行くとか、雫とか他の恋人達も連れて行くことしようぜ!」

「おっ!いいねー!」

「だろっ!また今度みんなで話し合おうぜ!」

「うん、そうしよう」


夏休みの最後くらいは皆で遊びに行けたらいいなと思った。

人の少ない観光地があるのかは知らんけど。


早香、天音、雫、愛奈、理沙をはべらし…側に置いて歩けたらきっと楽しいだろう。

皆で旅館にでも泊まって…ふぅ。



「…今後の事はそれでいいけど…今日はどうする?遊びに行くなら最悪、俺が女装するという手もあるけど…」

「うぇっ!?いや、いいよ修史の女装なんて見たくないし」


ぐはっ!?


当然と言えば当然の反応だが、俺の心は傷付いた。

女装はしたくないが、俺の女装の可愛さを今度見せてやりたいと思った。

決して女装が好きな訳ではないけど!けどっ!何か悔しい!



「そ、そうか…。そうだよね、うん。…じゃあ、今日は愛奈の家でゆっくりしようかな」

「っ!も、勿論良いぜ!…しゅ、修史がそれでいいんなら…そうしようぜ!」


外出は止めてお家デートする事にした。

愛奈は何を意識しているのか、ソワソワしている。

おかしい、無垢な女の子のはずなのに…。

変な知識でも手にいれてしまったか?


「まあ、今日は取り敢えずゲームでもしようか」

「…あっ。…そ、そうだな!ゲームな、良いぞ、やろうぜ!」


まあ、ゲームと言ってもエロいゲームなんだけどな!

はっはっは!


…はい、冗談です。

真っ先にそんな事を考えてしまったのは、この体が高校生の体だからです。

頭はそんなに子どもでは無い…はず!



「ゲームやるけど、そもそも愛奈ってゲーム機持ってたっけ?」

「おう!実はな、昨日服買いに行ったついでに買ったんだ!」


愛奈がスマホ以外のゲームに手を出すなんて珍しい。


ってか、もしかしてその服は昨日わざわざ買いに行ったのかな?

俺に少しでも可愛く見られたい乙女心が出たか?

まったく、ういやつめ。


「へー。ってか、そもそも何で急にゲームをはじめようと?」

「んっ?何でって、そりゃ…今ネットで話題だからかな?…それに修史がゲーム好きだから、一緒にやりたいなーって思ってさ」

「おー、なるほどね!…ありがと愛奈。…愛奈のそういうとこ好きだよ」


愛奈の言葉が素直に嬉しかったので、肩を抱き寄せて頬にキスをした。


「んなっ??い、いきなりそういう事すんなよな!……照れるじゃねーか」


顔を赤らめそう言いつつも、しっかりと頬にキスを返してくれた。



そんな反則級に可愛らしい態度をとった愛奈を、スッと持ち上げベットに寝かして、覆い被さるように上に乗り、ゆっくりとその服に手をかけた。

……頭の中で。


あまりの可愛さに妄想をしてしまったが、まだ家に来たばかりなのでそんな事はしない。


「今ゲーム起動するから、ちょっと待っててな」


スカート姿なのに無防備に四つん這いになり、ゲームの準備をする愛奈を見つつ、俺は息を整えた。


最近想像するんです

自分がショタだったらロリに手を出せるのでは無いかって


何言ってんだ?こいつは?と思った方は正常です

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