一つになったらしい
投稿遅くなってすみません。
雪山などで遭難した幼女や奴隷の幼女を助ける小説のストーリーを考えていたら、「貴重な俺」が疎かになってしまいました。
ロリコンが止まらなくてすみません。
陸上の大会が終わった後、早香の家にお邪魔した。
「今日は腕によりをかけてご飯作るからね!しばらく待っててね」
早香のお母さんはそう言ってキッチンで料理を始めた。
俺と早香はリビングのソファーに座り、雑談していた。
というより、ただただイチャついていた。
早香と話ながらも、他の恋人達からメッセージが届くので、話が途切れる度に返信をする。
早香はそんな俺を見て、少し頬を膨らませた。
「む~。修史、スマホ多くない?」
「ごめんごめん。つい」
注意されたのでスマホをしまった。
返信遅いと他の恋人達が心配するかなって思って、ついついスマホをいじってしまった。
「まあ、そういう修史の、皆に平等に優しい所は好きだけどね」
そう言って早香は俺の腕に抱き付いてきた。
あっ、二の腕に早香の果実の感触が……。
……今日は早香が主役だから、もっと早香とラブラブする事にしよう。
そう思った。
ーー
しばらくして、早香のお母さんの手料理をご馳走になった。
とても美味しかった。
早香のお母さんは俺が「美味しい」と言う度に満面の笑みを見せていた。
余程嬉しかったのか、目の前のお皿にどんどん盛り付けられたので、少し食べきるのが大変だった。
俺がガツガツ食べる姿を見てか、隣に座っていた早香がボソッと「お母さんに料理教えて貰おうかな?」と言っていたのでいつか作って欲しいと思った。
夕食後はソファーに座り、長めの食休みをとった。
本当はお皿を洗うくらいしたかったのだが、満腹だったので甘える事にした。
早香はお母さんの片付けの手伝いをしてから、俺の隣に座って休んでいた。
しばらく休んでいると、片付けを終えた早香のお母さんが、話しかけてきた。
「修史君、もう夜遅いから泊まっていけば?」
「えっ?えっと、それは……」
「遠慮する事無いって!早香もいいでしょ?」
「えっ!?私はその……修史がいいなら…泊まって欲しい…かな」
マジですか、泊まりですか。
うーん。
……ふっ、断る理由など存在しないな。
「あっ、はい。それではお言葉に甘えて……」
俺は早香の家にお泊まりする事にした。
泊まると決まると何だか急にそわそわしてしてきた。
「うんうん!それじゃあ、修史くん先にお風呂に入ってきなよ。着替えは早香、ジャージか何か用意してあげて」
「……」
「早香?」
「あっ、ごめんごめん。えっと……着替えね!分かった」
何か考えてたのか、ちょっと怖い顔をしていた早香は急いで自室へと向かっていった。
その間に俺はお風呂をお借りする事にした。
一緒にお風呂に入りたい気持ちはあったのだが、さすがに恋人の親がいるので勿論止めておいた。
一人でお風呂に入る。
「あー、気持ちいい」
シャワーを浴びて体を洗ってから湯船に浸かった。
何だかんだ疲れていたので、結構癒された。
しばらくボーっとしていたら、脱衣所の扉を開ける音がして早香の声が聞こえてきた。
「修史、着替えここ置いておくからね!」
「おけ!ありがとう!」
もしかしたら一緒に入ろ?とか急に服を脱いで入ってくるとかあるかも?と考えていたのだが、早香はあっさりと脱衣所から出ていってしまった。
少し覗くくらいはすると思ったが、そんな事はなかった。
それから10分程湯船に浸かってから、お風呂場を出た。
バスタオルの横に早香のジャージが置いてあったので着替えた。
いい洗剤の匂いがした。
それからお風呂から出た旨を早香に知らせ、リビングでゆったりとさせてもらった。
早香はお風呂に入る時間がやけに長くて、少し心配した。
案の定、早香は少しのぼせ気味でお風呂から出てきた。
もしかしたら疲れで少し寝てしまっていたのかもしれない。
のぼせ気味の早香をソファーに寝かせてうちわで煽ってあげた。
早香は一言「ごめんね」と謝ってきた。
少ししょぼんとしていたので、そんなに気にしないで欲しいと思った。
それからしばらくして、早香も元通りになってきた頃、早香のお母さんに声をかけられた。
「修史くん、和室にお布団敷いておいたから、いつでも寝ていいからね。先に私は寝るから、おやすみ!」
「あっ、ありがとうございます。おやすみなさい」
早香のお母さんはニコリと笑ってリビングから出ていった。
リビングに早香と俺の二人きりになった。
二人きり。
……二人……きり。
俺は早香を見る。
お風呂上がりの火照りがまだ若干残っているようで、横になって目を瞑っている。
心なしかいつもより色っぽく見えるような……。
(あっ!……早香……お前……っ!!!)
早香を見つめていてあることに気が付いた。
何でもっと早くに気付かなかったのか後悔した。
早香はなんと……胸を保護する下着を着けていなかったのだ!
分かる、大きさ形、そして先端の……。
………。
俺は自分の体の一部に血が集まっていくような感覚と共に、ムラムラというのだろうか?
今すぐ早香の服を脱がし、一つになりたいという欲求に襲われた。
「……早香」
俺は今、どんな表情をしているのか分からなかった。
もしかしたら怖い顔をしているのかもしれない。
「んー?」
俺の声に反応して早香が目を開けて俺を見た。
その瞬間、早香が少しビクッとした。
「修史、顔、少し怖いよ?どうしたの?」
「怖い」と言われてしまった。
やはり、怖い顔をしてしまっていたようだ。
恋人に怖がられるのはけっこう心に響いたので、急いでいつもの表情に戻した。
「……ごめんごめん。……そのもう寝よっかなって思って。……それでもし良かったらだけど、一緒に寝てくれないかな?」
「ふえっ!?あっ……うん……勿論いい……よ。私も修史と寝たいって思ってたから!」
一瞬驚いた後、早香は笑顔を見せた。
「ありがとう」
「ううん、こちらこそ……だよ!……私のお部屋……行こっか」
「うん、そうするよ」
俺と早香は自然と手を繋ぎながら、早香の部屋に移動をした。
綺麗に整頓されたその部屋のベットに二人並んで座る。
しばらくは雑談をしていたが、だんだんとお互いに口数が減る。
「「……」」
沈黙、そして期待。
いつもの空気とはまるで違い、今からそういう事をするんだとお互いが分かっているのを感じた。
二人とも無言のまま、2分くらいが経過した時、早香が口を開いた。
「修史、いつもいつも本当にありがとね。あのね、修史のお陰で私、毎日が本当に楽しいよ!」
「こちらこそ。早香には初めて会ったときからずっとお世話になってるよ。いつもありがとう」
早香と見つめ合い、微笑んだ。
「ううん。お世話になっているのは私の方だよ。修史が恋人になってから私、陸上も勉強も前よりもずっと頑張れるようになったんだから。……ありがとう、修史!」
少し照れながら早香は笑った。
「……早香」
昔の上司の「ありがとう」とは重みの違う、本当の意味での「ありがとう」という言葉が俺の心に響いて涙が出そうになった。
俺という人間の存在意義が分かった気がして、嬉しかった。
「……大好きだよ」
「……えへへ、私もだよ!修史、大好き!」
俺はいてもたってもいられず、早香を抱き締めキスをした。
早香も俺の背中に手を回し、強く抱き締めてくれた。
早香は素晴らしい女性だ。
ひたむきに諦めずに努力出来る精神力、そういった「強さ」を持っている。
俺には無いものだ。
そういった「強さ」にもしかしたら俺は惹かれたのかもしれない。
そう感じた。
長めのキスをした後、俺は早香を押し倒した。
早香は顔を赤らめつつも嬉しそうな顔をしていた。
「……早香……いい?」
「……う、うん、勿論だよ。だって修史の事、大好きだもん。……それより修史こそ、その……いいの?」
「ああ、だって俺も早香の事、大好きだから」
言ってみてかなり恥ずかしかった。
思わず目を反らした。
「えへへっ、嬉しいよ修史」
耳元でそう言われた。
目線を戻すと早香は本当に嬉しそうに笑顔を見せていた。
そんな早香が可愛くて愛しくて、俺は再び早香にキスをした。
そして……俺は早香を愛した
ーー チュンチュン
朝、早香の鳥の鳴き声のアラームで目が覚めた。
目が覚めた途端、腕の痛みを感じた。
目を向けると気持ち良さそうに寝ている早香がいた。
(は、早香っ!?って、そっか……。昨日、俺はついに……)
昨日の出来事を色々と思い返す。
俺が主導権を握っていたはずなのに、いつの間にか防戦一方になってしまった事や、ダウンさせられた事。
もう無理と思っていたのに、少し休んだら完全回復する自分の「強さ」があった事などが鮮明に思い浮かんだ。
思い出すと朝から色々としたくなるので、俺は無理やり思い出すのをやめた。
なるべく早香を見ないようにしつつ、腕枕してあげていた腕を抜き、起こさないようにそっとベッドから降りた。
アラームを朝早くに設定して貰っていたため、早香のお母さんはまだ起きていないだろう。
和室に寝ていないと感づかれるため、今から和室に移動して二度寝する予定だ。
(えっと……俺の借りたジャージは……)
ベッドの横に落ちていた昨日来ていた服を拾って着替えた。
そして、寝ている早香の頭をそっと撫でてからそろりそろりと早香の部屋を後にした。
ー その後
「修史、朝だよっ!」
「んー?あっ、早香。おはよ」
「えへへっ、おはよ!一緒にごはん食べよ!」
和室で寝ていたら早香に起こされた。
早香は俺を見て昨日の出来事を思い出したのか、少し照れていた。
それから、早香達と一緒に朝ごはんを食べた後、身支度をしてから俺は自宅に帰る事にした。
芽亜が心配するしね。
「修史くん、いつでも遊びに来てね!」
「ありがとうございます!また来ます!」
「修史、じゃあね!本当にありがとう!」
「うん!またね!早香、ありがとな!」
二人に見送られて俺は早香の家を後にした。
早香との距離が縮まったのは良いことだが、愛か欲か分からなくならないように気を付けたいと思った。
(修史、愛してる!)
(早香、愛してる!)
まあ、二人の仲が悪くなることは未来永劫無いと知っている存在からしたら、「心配しすぎだ」の一言に尽きるのだが。
もっと鮮明に色々書きたかった




