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天音さんの妹も可愛いらしい

ブックマーク100件超えてるとは…。

イカれた小説と自負していますが、皆さんありがとうございます。

天音さんの家でのんびりしていると、夕食の時間になった。


今日はまだ天音さんに聞きたいことが色々とあるので、このまま一緒に夕食を食べたいと思った。


そのために、心配するであろう妹に連絡をしておいた。


「夕飯はこっちですませるね。もしかしたら、またこの前みたいに泊まるかもしれない。埋め合わせはちゃんとする!大好きな芽亜、ごめんね!よろしく!」


妹の気持ちを考えた内容だ。


連絡後、すぐに「もう、しょうがないお兄ちゃんだね!今日だけ特別だよ!芽亜もお兄ちゃん大好き!!」と返信が来た。

まったく、嬉しい限りだ。

可愛らしい妹で何よりだ。



「修史くん、夕飯はどうする?」


妹とのやり取りの直後、天音さんにそう聞かれた。

勿論、帰る気はないが一応は考える素振りを見せる。


「修史お兄ちゃん、家で食べていきなよ!お姉ちゃんの料理はすっごく美味しいんだよ!」


お、楓ちゃんナイスアシスト。

んっ?服を軽く引っ張る感触が…。


「…まだ…居て…欲しい…修史お兄…ちゃん」


おお!日和ちゃんまで!

服を軽くつまみながらの上目遣いはかなりグッジョブだよ!


それに二人とも「修史お兄ちゃん」って呼んでくれて嬉しいよ!

可愛いなぁ、こんなの断れないよなぁ!


「…じゃあ、お言葉に甘えて!天音さん、お願いします」

「…ん!分かった。少し材料足りないかもしれないから買い出し行ってくるね」

「あ、俺も付いてくよ、急にお邪魔しちゃったし。荷物持ちくらいするから!」

「それは悪いから大丈夫だよ、直ぐに帰ってくるから。楓と日和をお願い!」


ご飯をご馳走になる変わりに色々手伝おうと思ったのだが、天音さんは優しいため、一人で行ってしまった。

食材足りなくなったのも俺のせいで手間をかけてしまったのに、嫌な顔を少しもせずにテキパキと動こうとする姿は、とても素敵だった。


(…そういうところが優しいな…天音さんは)


…俺の中で想いが大きくなる一方だ。

…やっぱり天音さん付いて行きたくなった。


「楓ちゃん日和ちゃん、ごめん。やっぱり天音さんに付いて行くことにするよ。待っててね!」

「えっ!?あっ…うん!お姉ちゃんもその方が喜ぶと思う!いってらっしゃい!」

「…分かった。…いってらっしゃい!」

「よし、偉い偉い!それじゃ、直ぐに帰ってくるから!」


二人の頭を軽く撫でて、俺は天音さんの後を追った。

二人とも目を細めて気持ち良さそうにしているのがとても可愛かったが、その顔に天音さんの顔が重なって見えるくらいに、俺は天音さんの事を気にしていた。




「あーまねさんっ!」

「わっ!…ビックリした。」

「ごめんね、付いてきちゃった!」


直ぐに追い付いて名前を呼んだら驚かれてしまった。


「…もう、二人の面倒見ててって頼んだのに…。まあ、二人はいつも留守番してくれるから大丈夫だけど」

「本当にごめんっ!俺もどうしても行きたくなっちゃって」

「んっ、そ、そうなんだ。…まあ、でも私、修史君は来るとは思ってたけどね。」

「えっ!?そうなの!?それまたどうして?」

「…んー、なんとなく…かな?」


おいおい、なんとなくで俺の行動が分かるのか。

流石は天音さんと言ったところか。


「…凄いね。それじゃ、行こっか!」

「んっ!じゃあ、お願い。」


俺は天音さんと並んで歩き、近くのスーパーに向かった。

スーパーに着くまでの間、ずっと楓ちゃんと日和ちゃんの話をしていた。


「……それで楓と日和はね!」


嬉しそうに二人の事を話す天音さんは、いつもよりも多く笑顔を見せていた。

二人の事が大好きなのがビシビシ伝わってきた。


…その天音さんの笑顔は、俺の脳裏に焼き付くくらいにとても…とても素敵だった。




スーパーに着いた俺と天音さんは、早く帰るためにテキパキ買い物を済ませた。

俺もアパート生活時代は安いものを買っているつもりだったが、ここにきて上には上がいると言うことをとても思い知らされた。


「こっちの方がグラム辺りの単価が安い!」

「栄養価も考えないと!あと、ここの色が新鮮を見分けるポイント!」

「ちょい、修史君、無駄が多いっ!」


…俺、完全に足手まといだった。…ぐすん。

買い物になると天音さんは厳しかった。

お金の扱いにしっかりとしている面では好評価に思えた。


でも、一円や二円の差くらいは誤差の範囲だと遠回しに言ったら睨まれたのは目の錯覚だよね?

ねっ!ごめんって!

大切、お金は大切だよね!


「…このくらいかな?」

「会計行く?」

「んー、そうだね」


材料を買い終えたようなので、二人でセルフのレジへと向かう。

パパっとエコバッグに商品を入れた天音さんが、財布を出そうとしたのでその手を止めた。


「…んっ?」

「…天音さん、ここは俺が払うのが当然だよ」


そう言って俺は機械にお金を入れて会計を済ませた。

女の子と買い物した時に男が全部払うのは、前の世界から心がけてきた事だ。

…えっ?そんなんじゃいいように使われるぞって?

…はっはっは、それはもう前の世界で経験済みなのだよ。

第一、天音さんはそんな女性じゃない。


「……んっ!ありがとね。」


天音さんは何やら少し考えていたようだが、素直に受け入れてくれた。

…ああっ!もう!俺は天音さんのためならお金をいくらでも使えるかもしれない。←母親のお金


「いえいえ。それじゃ、行こっか!」

「んっ、そうしよ」


買い物を終えた俺と天音さんは、少しだけゆっくりと歩いて帰った。

帰りはあまり会話が無かったけど、目が合うたびにお互いに笑ってしまうような時間を過ごせていた。


後々思ったのだが、この時、手を繋ぐ事が出来たのではないだろうか。




「「ただいまー」」


おっ、声がハモった。


「お姉さん、修史お兄ちゃん!お帰りなさい!」

「…おかえり」


玄関のドアを開けると、すぐに楓ちゃんと日和ちゃんがトテトテやって来て出迎えてくれた。


「すぐに作るから待ってて二人とも」

「天音さん、俺も手伝うよ」

「それは大丈夫だから、楓と日和の相手してあげて」

「…おけ!じゃ、そうするよ」


万が一、料理でも足手まといになったら恥ずかしいので、俺は楓ちゃんと日和ちゃんと遊ぶことにした。

それに楓ちゃんと日和ちゃんが遊んで欲しそうに俺を見つめているからね。


「楓ちゃん、日和ちゃん遊ぼっか!」

「うん!」

「…んっ!」


天音さんの料理を待つ間、俺は二人と遊んだ。

その時、何よりも嬉しかったのが、日和ちゃんが俺の足の間に座り、体重を預けてきた事だ。


体の前面に感じる日和ちゃんの体温が何とも心地よい。

何処までさりげなく触っていいのか本当に悩ましかった。


そんな日和ちゃんを見て、楓ちゃんも負けじと俺の腕にベッタリくっついて来た。

歓喜した。


(二人と仲良くなれて嬉しいな。凄く可愛いくて性格のいい姉妹だし。くっついてくれるし。まったく、小学生は最高だぜ!)


俺は終始ニコニコしていた。


その後、日和ちゃんの頭に顎を乗せてみたり、楓ちゃんを抱き寄せて可愛がったりと存分に楽しんでいるとご飯が運ばれてきた。


「楓、日和、ちょっと手伝って!」

「はーい!」

「ん、わかった!」


俺にくっついていた二人が離れ、お皿を運んだりご飯をよそったりするために天音さんの元へ行ってしまった。

温もりが消えたのが、少し寂しく思えた。


「「いただきます!」」


時間ももう遅くなっていたので、結構お腹が空いていたので少しだけがっつくように食べた。


「美味すぎ!流石、天音さんだね!」

「んっ!そう?ありがと。焦らず食べてね」

「さすがお姉ちゃん!いつも通り美味しいよ!」

「はいはい、ありがと」


天音さんの料理は美味しくてついついたくさん食べてしまった。

俺のために毎日作ってほしいと思った。


夕飯を食べている最中に、天音さんにアイコンタクトで「今日は泊まる?」と聞かれたので、「お願いします」と答えておいた。←何故か出来る

色々と話すのは、楓ちゃんと日和ちゃんが寝た後になりそうだ。




夕食を終えて少し休んだ後、シャワーを浴びて天音さんのジャージを借りて着替えた。

天音さんの優しい香りがした。←変態ではない


「修史お兄ちゃん、髪拭いてー!」

「はいはい!」


パジャマ姿で出てきた楓ちゃんと日和ちゃんの髪を優しく拭いてあげて、ドライヤーで乾かしてあげた。

…裸で出てこないかなーとか期待してなんかないんだからね!


小学生の髪質は柔らかくてふわふわしていて、手櫛をすると指の間が気持ち良かった。


「さてと、楓、日和そろそろ寝るよ。布団しいて!」

「はーい!」

「…わかった」


小学生はもう寝る時間なので、寝る準備をした。

机を端に寄せて布団を二つ並べられた。

天音さんが1つ、楓ちゃんと日和ちゃんはいつも一緒に寝るみたいだ。

俺は…どうしようか?


「修史お兄ちゃんは楓と日和の間ね!」

「ははっ、分かったよ!」


少し悩んでいたら、二人に誘われたのでとてもうれしかった。

小学生相手なのにそわそわしてしまった。


(一緒に寝ていいのか!うわー、俺、平然を装ってるけどちょっと緊張しちゃうな。…大丈夫!俺は紳士、イエスロリータノータッチ!)


魔法の言葉で平常心を取り戻した。

しかし、どっちみち隣で天音さんが寝るからそわそわした。


念には念を入れて、幼女は野に咲く花のように愛でる事が大切であり、それを摘み取るような真似は決してしてはならないという、世の中の男性の共通認識を胸にしっかりと秘めて、俺は布団に入った。


「修史お兄ちゃん、枕!」

「…お願い」

「はいはい!」


俺の腕を引っ張って枕にしようとする楓ちゃんと日和ちゃんの指示にしたがって、手を伸ばした。

腕にかかる重さや小学生ならではの体温の高さは、決して嫌なものではなく、むしろ嬉しかった。


「「おやすみなさい!」」


電気を消して、俺の腕の中で幸せそうにしている二人が寝るのを待つことにした。

二人の顔が近くてドキッとした。

だがそれよりも天音さんが隣で寝ている状況にドキドキした。

作者は貧乳ロリ派なので、少し登場人物に偏りがあるかもしれないですが、ご了承ください。



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