表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界の花嫁  作者: 霜月卯月
第Ⅱ章
35/39

34




「こちらが書庫です。どうなさいますか。お一人で入られますか?」




「一人で入ってもいいの?」




「お部屋ではないので構いませんよ。夜に書庫に入っても咎める方はいらっしゃいませんし」




美しく微笑みながら答える。




「じゃあ一人で入るね。ルイアは休んでて」




「帰り道はわかりますか?」




「多分・・・。真っ直ぐで階段登ってまた真っ直ぐだよねぇ?」




「はい。多分殿下がお送りにはなってくれるとは思いますが、覚えてた方がいいですしね」




「うん。ありがとう ルイア。おやすみなさい」




ペコッと頭を下げる。




「はい。シェイナ様もお早めにおやすみなさってください。それではまた明日」



スッと流れるような動きで頭を下げると来た道を戻って行った。












扉の前に立ちスッと息を吸いそっとドアを開けた。




目の前には何万という膨大な量が収められてるであろう本棚が列をなして並んでいた。




そっとドアを閉め、ティアスのことを探すように顔を動かし辺りを見回した。




入り口付近には姿はなく、入り組んだ奥の方へとゆっくりと歩をすすめた。




死角になっている角を曲がると背中を向け難しい本と向き合ってるティアスを見つけた。




ティアスは初めてあった時のような威厳たっぷりな姿ではなく、普通の男の人のような姿で髪をかきあげたりしながら本を見ていた。




自分の為にこんな夜遅くまで無理してくれてるという事実がいたたまれなく、同時にとても胸がときめいてしまった。








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ