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手紙、絶対来てね。  作者: 月島 永
第3章 お母さん編
8/9

8話 330

家から学園に行くまではそう遠くは無い。

何十年経っても体は覚えている。

毎日行っていた学園、それも数十年前の話なのに…

教員免許をじっと見つめ、少し目に涙を浮かべた。

(私のせいであの子達は…)

しばらくすると学園が見えてきた。

と言ってもほとんど跡形も残っていない。

残っているのは瓦礫のみ。

瓦礫と言ってももう跡形もない。

瓦礫の中を探すと金属の箱があった。

それを開けてみると、みんなの写真があった。

その数300枚ほど。

その隣においてある缶を開けてみると30枚ほどの写真もある。

職員たちの写真だ。

そう、ネットでは死亡者は300人と書いてあるが職員たちの分を含めると330人となる。

生き残ったのは校長の私だけだった。



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