monochrome kaleidoscope
多様性を認め合おう みんな違ってみんないい
そうそれ以外の考え方は認めません
オープンかクローゼットかを選ぶ自由がある、
そんな問いかけ、二者択一自体が差別だ、
なぜなら差別がなければみんなオープンだから、
だからみんなでカミングアウトしよう!
そのこと自体はその通りだと思う
でも現実には、差別があるからこそ
クローゼットを選ばざるを得ないわけで
その呼びかけはあまりにも無責任だ
あなたは他人の生活を想像できていない
あなたは強いのかもしれないし
だからこそ今のライフスタイルなのかもしれないけど
人間はそれぞれ違う毎日を送ってるんだ
零点や十点はどうしようもないと叩く叩く
八十点なら二十点足りないと責め立てる
誰だって完璧な人間なんかじゃないんだ
正義で味方を敵に変えるのは有害だ
もちろん最終的には
“カミングアウト”や“クローゼット”という概念自体がなくなって
“ゲイ”や“ストレート”という単語自体がなくなるのが
目指すべき地点ではある
ただ今そうじゃないから
目指してる最中だから
未来世界を今行うのは無理だ
正論だけでは正しくないんだ
あなたの思う正しさは完璧すぎる
完璧なものだけを正しいと見なしてる
だから人はあなたにいまいち納得できない
正しくあることと不完全なことは矛盾しないはずだ
世界は一朝一夕じゃ変わらない
でもそうは言っても千年以上続いたこの世界
悔しいけど今すぐってのはやっぱり無理だ
多様性を認め合おう みんな違ってみんないい
そうそれ以外の考え方は認めません