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ポンコツ騎士と旅することになったけど、彼はかつての“初恋”――薬師姫マリーンのスローラブ  作者: 大井町 鶴(おおいまち つる)
◆第二章 充実した旅生活

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モリーナの町での生活

ベックが恐れていた通り、腰痛が再発した。


久々に長時間、馬車で揺られたせいだろうかベックはまた腰痛が痛むらしい。調合に専念してもらってお店での薬販売は残る者達ですることになった。


お店はリムが無事、見つけて来てくれたので薬さえ用意できればスムーズに商売が始められそうだ。


「ルンナもマリーン様の横で手伝いをしますので安心かと。様子を見ながら私とナインは日雇いの仕事でも探そうかと思います」

「ありがとう。まとまったお金ができるまで皆で頑張りましょう!」

「マリーン様、薬販売は昼間ですから、私、夜はダンスの特技を活かして夜は踊り子でもしようかなと思います!」

「踊り子?」

「はい。影には潜入といった訓練もありまして、ダンスの教育を受けましたから」

「影ってそんなことまでするの?」

「はい!」


明るい顔で言うルンナだが、まだ彼女は16歳。どれだけ色々なことを学ばされたのだろうとマリーンは心配になった。


「マリーン様、心配されてます?私は楽しんでやっているので大丈夫です!」

「ルンナ。助けになろうと思うのはありがたいが、昼は薬販売をして夜には踊り子などとは少々ハード過ぎるだろう。……それに踊り子なんて、良くない」

「なぜ良くないのです?」

「なぜって………踊り子は男の目を惹くからだ」

「その分、踊り子の稼ぎは結構になるんですよ?」


何としてでも皆の役に立ちたいルンナは踊り子もすることを決意しているらしい。だが、リムはとても心配しているようだ。マリーンだって“男の目を惹く”なんて言われたら心配になる。でも、稼げるのは魅力的に感じた。


「踊り子ってそんなに稼げるの?私も踊れるかしら……?」

「マリーン様?マリーン様は絶対にダメですぞ!」

「絶対に反対です!断固、阻止しますッ!!」


つぶやくなり、リムとナインが猛反対した。


「だ、大丈夫よ。ダンスのスキルなんてないし……当面は、薬販売で精一杯だわ」

「マリーン様、ここは心得のある私に任せて下さい!お役に立ちますので!」

「ルンナ、踊り子は派手な衣装も着ることになる。……その、私はルンナにあまりそんなことをしてほしいと思わない。私達も仕事を探すから焦らなくていい」


リムにとても心配されてルンナはちょっと嬉しそうだ。


「ひとまずは、私ができることをするわね。さっそく薬草も摘んできたことだし調剤を始めるわよ」

「姫様は調剤もできるのですか?」

「痛み止めとか基礎的な薬の調剤は得意よ。任せて」

「マリーン様達が頑張っているのに私達が見ているわけにはいかない。ナイン、私達も仕事を探しに行くぞ」

「はい」


その日は、マリーン達は調剤など薬屋開店の準備を、リムとナインは仕事を求めて1日を終えたのだった。


翌朝、薬屋開店に向けてお店となる建物にルンナと向かっていると、港にも近いせいかウミネコやユリカモメらしき鳴き声が聞こえてくる。


「気持ちの良い朝ね~」

「はい!開店の日が晴れて良かったですね!」


ルンナは朝から元気だ。お店に着くと開店に向けて軽く掃除をして薬を並べる。扉の前には薬屋の看板を掲げ、店前の道には薬の種類を書いたスタンド看板も出した。


「新しい薬屋かい?いいねえ。気難しいオヤジがやっている店しかなかったから美人ちゃん達がやってるコッチの方がいいや」


さっそくお客さんがやってきた。聞けば港で店を開いている小物屋のオジサンらしく、薬を買ってくれる。


「皆にも宣伝しとくから」

「ありがとう~!また来てね」


ニコリとマリーンが微笑むと、オジサンはデレッとした表情で出て行った。


「マリーン様、あんまりサービスして微笑んじゃうとあの人、しつこく通ってきますよ」

「今はマリよ。開店日なんだもの、お客さんが付いてくれるまでサービスしなきゃ」

「マリ様が意外と商売上手で驚いてます!」


フロウの町で鍛えていたマリーンは商売にちょっと自信があった。


「さあさあ、人の役に立ちながらお金を稼ぎましょ!」

「わあ、高貴な人の言葉とは思えませんね~!」


マリーンとルンナの薬屋は早々に評判となり、あっという間に薬や薬草も売れ切れてしまった。様子を見に来たリムとナインは店がすっからかんなので驚いている。


「店の中は空ですな。これはスゴイ」

「この辺りには愛想の悪い男がやっている薬屋しかないと聞きました。姫様達がやっている薬屋が評判となるのは必然でしょう」

「今日は店を閉めてさっそく薬草を採りに行こうと思うわ」

「分かりました」

「ルンナ達はどうするの?」

「私は酒場の求人を見に行ってみようかと」

「やっぱり、踊り子のこと本気なの?」

「はい!リム様が心配して下さいましたけど、私はマリーン様をお助けすることが私の使命ですから!」


腰に両手を当てて堂々と言うルンナを皆が心配して見たのだった。

ルンナはたくましいです╭( ・ㅂ・)و(まわりは不安)


作品が“気になる&いいな”と思われましたらぜひ【ブックマーク&評価&いいね】をお願いします(*ˊᵕˋ )⁾⁾コクコク

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※投稿は毎日朝8時過ぎです。引き続きご高覧頂けるとウレシイです٩(*´꒳`*)۶

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