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常闇の街を今日も俺達は散歩する  作者: 和吉
1学期神隠し編
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最新情報を追って

 帰りのHRが終わり、陽太と夢さんは俺と同じように呼び出され俺は2人が帰ってくるまで携帯を見て待っておくことにした。


 新たな行方不明者は居ないみたいだな・・・・もしかしたらもう、連れ去られているけど気付いていないだけかもしれないが。その場合俺にはどうしようもない。今わかってる情報だけで動いて行くしかなさそうだな。新たな情報も無いので昨日と同じように夜鳥で捜索しようか考えながら、ニュースと掲示板を閉じツッターを見てみると気になる情報が有った。昨日の夜11時に黒い少女を公園で見つけたという呟きだ。本人曰くブランコで遊んでいたそうだ。声を掛けようとしたら消えてしまったので、写真を撮ってみたけど写らなかったみたいだ。だけど、俺には少女の形をした黒いのがぼんやりと映っているのが見えた。

 通常あいつらは写真には写らないが、見える人には見える。心霊写真なんかは少し黒いのを見る能力がある人が、見えるって言ってるんじゃないかと俺は思ってる。まぁあんな世界が有るんだから幽霊が居たって驚かないけどな。そんな話はさておき、写真に写っているのは確実に、黒いのだな。少女の形をしている奴なんてあいつ以外居ないと思うから、次はここに出現したのか・・・・ご丁寧に公園の場所も書いてあるし放課後はここに行くか。今日の行く先を決めていると、夢さんと陽太が少し恥ずかしそうにしながら教室に戻ってきた。はは~ん、俺と同じように褒められたんだろうな~俺は席を立ち


「よっ!どうだった?」

「・・・・褒められるって少しハズイな」

「私は嬉しかったわ。なんか認められた気がして」


 陽太は、恥ずかしいと言いながらも内心では喜んでるんだろうな~。夢さんは、素直に喜んでる。褒められるためにした事じゃないけど褒められるっていいよな~。ニヤニヤと陽太を見てると、それ気付いた陽太が俺の頭にチョップを落とし


「ニヤニヤした顔で見んな」

「え~」

「え~じゃない。それで今日はどうするんだ?昨日と同じように夜鳥に行くのか?」

「いや、今日は雨雛市あまひなしに行く」

「雨雛?夜鳥とは正反対じゃないかどうしてそんな所に?」

「雨雛に行くの?じゃあ、蓮君のお見舞いに行ってから行かない?」


 陽太は雨夜に行く理由が分からず、?マークを頭に浮かべ、どうせ電車で行くんだから近くに在る夜柱病院を訪ねてから行こうと提案する夢さん。確かに蓮君の状態も知りたいし、良い提案だな。俺は荷物を取ると、


「じゃあ早速行こうか。雨雛に行く理由は移動しながら話すよ」


 俺達は学園から病院に向かう道にある花屋でお見舞い用の花を買うと、蓮君のいる病室へと向かった。廊下を歩いていると丁度病室から蓮君の母親が出てきて、俺達に気付くと


「あら、日月さん達!お見舞いに来て下さったの?」

「急に来てしまってすみません。お見舞い大丈夫ですか?」

「いえいえ、お見舞いに来て下さって嬉しいわ。まだ蓮は目覚めないけど、是非顔を見てちょうだい」


 案内され病室に入ると、昨日よりは顔色が良くなった蓮君が眠っておりベットの隣には父親が座っていた。部屋に入ってきた俺達に気付くと、席を立ってお辞儀をしてくれたのでこちらもお辞儀を返す。持ってきた花を花瓶に入れながら、蓮君の容態を聞いてみる。


「蓮君、昨日より顔色が良くなってますね」

「えぇ、このまま順調に回復していくだろうって先生が仰ってたのよ。本当に良かった・・・・」


蓮君の母親は、蓮君の頭を撫でながら心底安心したような顔で優しい声で言う。蓮君の父親は、険しい表情をしているが蓮君を見る目はとても優しい。俺達に体を向き直すと、


「連を見つけてくれて本当にありがとう。昨日俺達の自己紹介を忘れてすまない。蓮の父親の山本哲也だ」

「連の母親の山本信子です」

「いえいえ、当然の事したまでです」

「連も直接お礼をしたいだろうから、連絡先を聞いても良いだろうか?」

「勿論です」


 代表して俺が連絡先を交換し、長い間病室に居るのは失礼だろうと少し御両親と雑談をしたのち、俺達は病院を後にした。



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