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常闇の街を今日も俺達は散歩する  作者: 和吉
1学期神隠し編
81/155

呼び出し

 その後指される事無く、授業が終わり陽太達と合流しようと教室の外に出ようとすると、


「日月ちょっといいか?」


 東先生に呼び止められてしまった。やばい授業を半分流して聞いてたのバレたか?それとも、あの問題の答え間違ってたのか?びくびくしながら東先生の所に行く。先生は教室に俺以外居なくなったことを確認すると話し始めた。


「突然すまんな」

「いえ、大丈夫ですけど・・・・俺何かしましたか?」

「実は今日の朝警察から連絡があってな」

「え」


うわ~そっちか。昨日の今日で連絡するとか早いな~教師に目を付けられたら活動がしにくくなるから極力目立ちたくなかったんだが・・・・仕方ないな。東先生が警察から何を聞いてるか分からないので、ちょっと探りを入れてみるか。


「俺何も悪いことしてませんよ?警察からなんて言われたんですか?」

「いや、何か注意を受けた訳じゃない、むしろ警察から感謝されたぞ。行方不明者を見つけるなんて大手柄だと」

「良かったです・・・・他に何か言われました?」

「普段の授業態度とか聞かれたけど、まだ入学して4日しか経ってないから分からないって言ってやった」

「まぁ・・・・そうなりますよね」


まだ、入学してきたばかりの生徒の印象聞かれても困るよな~。もしかしたら中学の方にも連絡言ってるかもな・・・・東先生は面倒くさそうに警察から聞かれたことを言うと、真剣な表情に変わり


「行方不明者を探し、救出することは立派な事だがお前はまだ学生で子供だ。危険なことはするんじゃないぞ」

「はい」


これからより危険な事をしようとしてるが、はいと答えるしかなかった。先生も一応生徒の事に気にかけてくれてるんだな。俺の返事を聞き東先生は真剣な表情を緩め笑いながら、


「だが、少年を見つけたのは大手柄だな。よくやった。お前は凄い事をしたんだ胸を張っていいんだぞ」


 笑いながら俺の頭を撫でてくる先生。高校生にもなって頭を撫でられるってどうかと思うけど、先生の言葉が嬉しかった。誰かに褒められるためにしたことじゃないけど、俺達の頑張りが認められてるんだって気持ちになれた。自然と緩んでしまう表情を引き締め、


「はいっ」

「おう、じゃあ教室戻って帰りのHRするぞ」


 教室を出て移動している間に、そういえば・・・・


「何で俺だけに言ったんですか?新倉さんと夏山も一緒だったんですけど・・・・」

「そうなのか?警察に聞かれたのは日月の事だけだったからてっきり日月だけで見つけたんだと思ってたぜ」

「そう・・・・なんですか」


 これ、完全に俺の事疑ってるな・・・・あの刑事に話した時ほぼ俺が答えていたから目を付けられたんだろうな。はぁ・・・・警察に目を付けられるほど面倒くさい事は無いぞ。上がっていた気持ちから、少し憂鬱な気持ちなった俺だが、先生はそんな俺に気付く事無く


「じゃあ、新倉と夏山も褒めておかなきゃな」

「是非お願いします」


2人も褒められたら絶対喜ぶはずだ。だけど・・・・警察面倒くさいな。今日も行方不明者探しをするから、昨日みたいに生存者を発見した時どうしようかな。ちょっと対策する必要ありそうだな。

読んで頂きありがとうございます!

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