気付き
改めて決意を決めた俺達は、少女攻略の為に突破口が無いか考えたが全然思いつかず昼休みの時間が終わってしまった。一旦授業を受けて後で考えようと、解散し選択授業が始まったが、やっぱり身が入らない。授業で当てられたら答えられるように、ある程度は聞いてるけど頭の大半を占めるのは少女の事。
どうやったらあいつ倒せるんだ・・・・?あんなの対峙しただけで体が動かなくなるレベルだぞ。
一応3人の中で一番経験を積んでいるけど話し掛けられた時、まったく動けなかった。陽太が声を掛けてくれなきゃ危なかったな・・・・・ん?本当に危なかったのか?
昨日少女と出会った状況を冷静に思い出してみると、少し違和感を感じた。
どうして俺達無事なんだ?
自分の命が助かったことに疑問を持つのは、変なことだとは思うがこれは重要な事だ。何故あんな絶望的な状況から逃げ出すことが出来たんだ?陽太が声を出すまでかなりの時間が有ったはずだ。それも3人を皆殺しにするには十分な時間が・・・・なのに何で俺達生きてるんだ?逃げ出す時だって光石を1個だけ投げただけ、あそこまで強い黒いのであればあの程度で行動不能になる訳が無い。なのに少女や黒いのは追ってこなかった。何故だ・・・・?黒いのは本能的に人間を積極的に襲うはずだ、理性が有るのか?それとも・・・・
冷静に昨日の出来事を振り返り、分析しているとあっという間に時間は過ぎ5限が終了してしまった。6限の為に移動しなければならないが、移動している間も少女ことで頭が一杯だった。席に着きさっき思い付いたことを、改めて考えてみる。
俺達でも、命からがらだったのに少年はどうやって逃げ切ることが出来たんだ?少年の精神力で、少女の問いかけを無視することなんてできるのか?少年の事を詳しく知らないから、はっきりとは言えないが子供があれから逃げ出すことが出来るのか・・・・?
少年が生き延びたという事実とあの少女から逃げ延びたとい事実がどうも噛み合わない。何故逃げれたんだ?もしかしたら少年は少女と遭遇していないのかもしれない。
詳しく聞きたいけど・・・・しばらくは目覚め無さそうだもんな~。取りあえず最新の行方不明者を追って地道に情報を集めて行くしかないか・・・・。
今後の予定を決めていると、
「日月、この場面ならどの角度から撮るのが良いと思うか?」
「えっはい。え~とテーマは何ですか?」
「好きに決めて良いぞ」
突然指されて、吃驚したがそういえば今は写真の授業中だった・・・・東先生から出された問題は、椅子に座った被写体をどういう風に撮るかという問題だった。ん~テーマは自分で決めて良いっていうし、ライトとか輝度とかも決めていいのか?
「照明も弄って良いですか?」
「あぁ、被写体を動かさなければ好きにしていいぞ」
「じゃあ、まず照明を落として真っ暗な空間にして、下からを顔に淡い照明を当てて不気味さを演出し下から顔に向かって撮影することによって迫力を出します。テーマは、恐怖」
「ほ~何でそれにした?」
「被写体は椅子に座り真顔で正面を向いているため、動きが無い。それで迫力を出すなら照明を弄った方が良いかなと。真顔なのが恐怖感を煽りますし顔の形も良いので、光が綺麗に当たるなと。引きのアングルで全身と部屋を映してテーマを不気味にするのも考えたんですけど、不気味さを演出するには部屋が大きすぎかなと」
「なるほどな~良い答えだ」
良かった~理由まで聞かれてちょっと焦った。あんまり人物を撮ることをしないから苦手なんだよな・・・・とりあえず、及第点を貰えたみたいだ。
「今、日月がやったように様々な演出を付け加えても良しシンプルに撮るのも良し、大事なのはテーマと被写体の良さを引き出すことだ。被写体の良さを引き出す方法は人によってそれぞれだ。これからその方法を教えていくが、自分に合ったものを見つけると自分の作品をより良い物にできるぞ」
東先生の授業受けてみたけど教え方上手いんだよな~たまに、難しい問題が飛んでくるから吃驚するけど受けてて楽しい。この授業は取りだな。
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