誘拐犯ではありません!
救急車の中では隊員さんが触診などをしていたけれど、目立ったは外傷なく衰弱していると判断したようだ。揺れに酔いそうになりながら揺られ救急車が着いたのは、夜柱総合病院。夢さん曰くこの病院が夜柱市全体で一番大きな病院らしい。少年が通され、俺達は待合室で診察結果が待つことになった。
その間に気が引けるが少年の鞄から身元が分かるような物や連絡先が分かるようなものを探してみると財布があった。少年の顔と名前はツッターに情報が載ってるので一応知っているが念の為確認する。
財布を開けると保険証と学生証があり、名前は山本蓮14歳。緊急連絡先に電話番号が載っているので心配しているだろう両親に電話をかける。電話が繋がるとワンコールで相手が出たのに驚きながら、
「もしもし」
「もしもし、山本蓮君の保護者の方でしょうか?」
「連のことを知ってるんですか!今どこに居るんですか!無事なんですか!お金ならいくらでも出します。お願いです、無事に家の息子を返してください」
「!?」
蓮君の状態を知らせようと思い電話してみたらたぶん父親だろう。必死で泣きそうな声で訴えかけてきた。息子が消えてしまったのだ必死になることは理解できる。だが、もしかして俺誘拐犯と間違われてないか!?不味い早く誤解を解かないと
「落ち着いてくださいっ私は誘拐犯ではありません!」
「そうなんですか・・・・じゃあどのような用件でしょうか」
「息子さんを発見しました。酷く弱ってる様子だったので、連絡より前に119番通報をして病院に運ばせて頂きました」
「そんな・・・・連は無事なんですか!」
「今診察室に入っていて出てくるまで分からないです。現在、夜柱総合病院に居ますので来て頂けますか?」
「も、勿論です!今すぐ行きます!」
慌てた様子で返事をすると電話が切れてしまった。あの様子だとすっ飛んでくるだろう、事故に遭わないように祈っておこう。電話を聞いていた夢さんと陽太は誘拐犯というワードが俺から出たことに、疑問を浮かべてるようなので会話の内容を話すと苦笑いしながら
「そうよね・・・・いきなり電話がかかって来て親かどうか聞かれるって誘拐犯かもって疑っちゃうわよね」
「下手すると、警察に今の会話聞かれてたかもな」
「一応変な事は言ってないから大丈夫だと思うけど、発見までの流れを絶対聞かれるから覚悟しておいた方が良いぜ」
「分かったわ。蓮君良くなると良いんだけど・・・・」
「だな」
あとは医者に任せることしか出来ないが、あんな子供まで神隠しに遭うだなんて早くこの事態を解決しないと・・・・蓮君の状態が良くなって何か覚えてると良いんだが。すぐに捜索に戻りたいが、蓮君の両親への説明や警察への説明がある。今消えたら、後々面倒臭くなるので大人しく蓮君が良くなることを祈りながら蓮君の両親が来るまで待つのだった。
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