綺麗な歯並びでした
「何食べてるのあれ・・・・もしかして人間!?」
近づいてもグチャグチャと音を立てながら食べ続けている大口黒いのを見ながら、夢さんが顔を引きつらせながら言う。
「いや、こいつは人も食うけど小さい黒いのを食べるんだよ。周りに黒いのが居なかったのはこいつのせいだろうな」
「へ~そうなのね。ということはある意味良い奴?」
「まあ、黒いのを食べるって意味だと良い奴だけど食べ続けると大きくなるから今のうちに倒しておいた方が良いな」
「じゃあ、俺が先制するか」
「よろしく」
俺達は大口黒いの背中に周り、陽太は身長くらいある大きな両手剣を出すと勢いよく踏み込み大口の背中を切り裂いた。大口は攻撃されようやく俺達の存在に気付き振り返りながら大きな口で陽太に噛みつこうとする。しかし、陽太は切りつけた後素早く武器を消すと、バックステップで下がったので大口の攻撃は当たらなかった。攻撃が空ぶった所に夢さんのショットガンが炸裂する。
バンッバンッ
と大きな音を立てながらショットガンから弾が放たれ大口が吹き飛ぶが、すぐに態勢を整え口を全開にして突っ込んでくる。
「夢さん避けて!」
「はい!」
夢さんが突っ込んでくる大口をよけ、そのまま俺の方に突っ込んでくるがスピードは速くないため十分だ対処できる。俺はアサルトライフルを構えていたが、武器を消し手榴弾を作り出し大口開けて突っ込んでくる黒いのとすれ違うように避けると同時に口の中に手榴弾を入れてやった。黒いのは俺が避けたのを追いかけようと、イノシシの様にドリフトを決めながらUターンし、俺に突っ込もうとした時黒いのが爆ぜた。
しっかりと消滅したのを確認すると、何か落としてないか見に行くが何も落としてなかった残念。
「爆発したけど・・・・何をしたの?まさかそれも能力!?」
丁度突っ込んできた大口の影に隠れて、俺が何したのか見えなかったようだ。
「違う違う、あれは俺の武器」
俺はさっき投げ込んだ手榴弾をもう一回出して見せると、夢さんは興味深そうに見ながら
「へ~そんな物も作れるのね。私もこういうの作れるようになりたかったわ」
「いやいや、夢さんのショットガン凄い威力だったよ。俺のショットガンだとあいつを吹っ飛ばすレベルの威力出ないから」
「そ、そう?なら嬉しいわ」
夢さんは作れる武器が偏ってることを気にしてるみたいだが、夢さん武器は威力が高い物が多いのかもしれない。俺のショットガンでは吹っ飛ばす威力は出ないし、バールとか包丁とかも普通じゃない程威力が高い可能性が有るな・・・・試してみたいけど接近戦をさせるのはもう少し戦いに慣れてからだな。
「おーいこっち来てみろよ」
陽太は黒いのが消えたのを確認すると、黒いのが食べていたのは何か見に行っていたが・・・・何かあったのか?夢さんと一緒に陽太の元に行くと食べていた所を指さしながら
「これ禍石だろ?」
「ん?珍しい確かに禍石だな」
「何?禍石って」
指を指した先には真っ黒な勾玉の形をした医師があった。俺はそれを拾い、夢さんに見せじっくりと見ると
「まったく光を通さない黒ね・・・・世界一黒い塗料を使ったことあるけどそれより黒い感じがするわね」
「これが禍石、使い方は地面に叩きつけると割れて黒いのが大量に寄ってくるようになる」
「え!?危険じゃない!」
「そ、使い方を間違えれば危険。使い方次第ではこれをおとりにして逃げることも出来るけどあんまりオススメはしない」
「それ、遊斗君以外集まってきた黒いのから逃げるの難しくない?」
「難しいな。危ないから見つけたら壊れないように気を付けて保管した方が良いぞ」
読んで頂きありがとうございます!
コメント・感想・評価・ブックマークお願いします。
基本毎日投稿しており、時間は決まってません。
twitterで更新状況を発信しているので、宜しければフォローお願いします。
#空っぽと色




