夢さんは、狂い咲く
教室につきロッカーから荷物を取り出すと、予行練習の場所はどうするかという話になった。
「安全に練習が出来る場所だと、何処だろ」
「学校じゃダメなの?」
「さっき入った時、黒いのが大量に居たし練習中に手長男と遭遇しても嫌だし」
「なるほどね・・・・じゃあ何処が良いのかな?」
「人目が無くて、学校から近い場所だと駅とかでいいんじゃないか?どうせ1回休まないといけないんだしあそこなら色々店あるだろ」
確かに、駅の近くは人が多いけど裏路地とかだったら人目は無いし休む場所もある学校からも近いし良い場所だな。
「賛成」
「2人が良いならそこで大丈夫よ」
一旦学校から出て、俺達は駅に向かい裏路地に入った。駅前は人通りが多かったが、裏路地に入るとまったく人と会わなくなってしっまった。
「ここなら人目が無さそうだな」
「だな、それじゃあ扉繋げるぞ」
「了解、一旦俺達で出た先が安全かどうか確かめてくるからここで待っててくれ」
「分かった。気を付けてね」
裏路地に会ったビルの扉を使い、常闇の世界に入り周りを見渡してみたが黒いのはおらぞ安全だったので陽太を残し早速夢さんを呼びに戻った。夢さんはさっきと変わらずおり安全であることを伝え一緒に常闇の世界に入った。
「戻ったぞ~」
「おう、こっちは何もなしランタン点けてくれ」
「ほーい」
少しの間だが、遊斗に何もなかったようで何よりだ。俺は鞄からランタンを出し、明かりをつけ安全確保をすると不思議そうに夢さんがランタンを見ながら
「このランタン何か意味あるの?」
「あいつら光に弱いからこれ点けておけばある程度の黒いのは近づいてこないんだ」
「へ~便利。私もランタン買おうかな」
「あ~普通のランタンじゃ駄目なんだ。この世界で落ちてるものじゃないとすぐに火が消えちゃって使い物にならないんだ」
「残念」
「よし、それじゃあ早速武器出してみようか」
陽太が周りを見渡し、黒いのが居ないのを確認すると早速夢さんの特訓が始まった。
「ええ、武器って念じれば出るのよね?」
「あぁ、俺は光が集まって形が作られるイメージで出来る」
「俺は、モデルガンとかをイメージして出す」
夢さんは目を瞑って深呼吸すると、右手を前に出し眉間にしわを寄せ念じ始めた。そうすると、だんだん光の粒子のようなものが夢さんの手から出ていき武器の形が作られていく。
少しずつ出来ていくから全容が分からないけど、結構デカいな・・・・なんか機械みたいな部分が有るけど、何かの銃か?でも、こんな銃知らないけど・・・・あ、これって
夢さんの手に作られていった武器は、エンジンをかけるための機械に長い刃、その刃にはチェーンが巻きていている、そう、チェーンソーだ。陽太は出来上がった武器に、驚愕の顔をしているが俺も驚いたまさか、チェーンソーとは。
「で、出来たかしら?」
「あぁ・・・・出来たけど」
「え?・・・・そういうのもあり・・・・なのか?」
「え?何?何か変なの?」
俺達が言い淀んでいるのを、不思議そうにしながら目を開くと、夢さんも自分の武器の形に驚いたようだ。
「チェーンソー!?、こういうのもあるの!?」
驚きながら俺達に聞いてくるが、俺達も分からない。こんなの初めてだ。
「いや、分からない。少なくとも俺と陽太は作れないからな」
「チェーンソーって、どっかのホラーゲームか何かか?」
「あ~殺人鬼とかが持ってる奴か、確かにそう言われるとそれに見えるな」
「えええ、何でチェーンソーなの!?杖とか刀とかが良かったのに!」
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