食堂!
ショートカットから出ると周りには誰もいなかった。
「出てきて大丈夫だぞ~」
「本当に違う場所に出た・・・・凄いね」
「遊斗の能力が一番便利だよな~こっちの世界でも使えるし」
恐る恐る夢さんは出て来て、周りを見渡すと驚いた顔で言う。俺は陽太の能力羨ましいけどな~遠くの物を引き寄せるとか便利そうだし。後ろ振り返り、出てきた建物を見ると夢さんは
「こんな場所構内に有ったのね。全然知らなかった」
「かなり構内の外に側に有るし、木々に覆われてるからほぼ見えないからな~地図にも載ってないし」
「ここアトリエなのよね?」
「みたい、中を覗くと画材とか彫像があるからな」
「中にはまだ入ってないから詳しくは分からないけどな」
早く中を探索してみたいけど、まずは夢さんの問題を解決しないとな・・・・今日は一緒に行動して、本当に狙われてるのかどうか様子見てみるか。夢さんの許可が貰えればだけど、考えていると陽太が先に歩いて行ってしまった。
「おーい、何やってんだ遊斗。早く食堂行こうぜー」
「おう」
3人で左校舎一階に有る食堂に行くと、人はそこそこ居たが全員座れそうだ。食券方式なので、それぞれ買って席に着いた。俺は、唐揚げ定食、陽太は醤油ラーメン、夢さんは焼き魚定食だ。
「初めて食堂来たけど、美味しそうだな~」
「先輩が言ってたんだけど、此処の食堂もラウンジと負けないくらい美味しいらしいみたい」
「へ~安いし良いな」
食べてみると本当に美味しい、少しニンニクが効いてるけど味がしっかりと付いているし噛んだ瞬間肉汁がこぼれてくる。俺は唐揚げにはレモン派だけど、半分そのまま食べて半分はレモンかけて食べるか
「本当に美味しいな・・・・左校舎まで来るのは面倒だけど来る価値あるな」
「うん、美味しい」
陽太と夢さんの口にもあったようだ。あまり喋ることなくどんどん食べ進めていき、あっという間に食べ終わってしまった。少し、時間をおいてからさっきの話の続きとさっき考えていたことを2人に伝えることにした。
「腹ごしらえもしたことだし、さっきの話の続きをしようか」
「おう」
「分かったわ」
食器を片付けると、
「じゃあ、まず夢さんが狙われているかもしれないってことだけど様子を見ないと分からない。引きずり込んだ時大きな手は見えたけど、思い当たる奴が居ないんだよな」
「夢さんを追いかけてた奴じゃないのか?手が長かったし」
「引きずり込んだ奴の方が手が大きかったんだよ」
「そうか・・・・夢さんはあっちに連れて行かれた時どういう状況だったんだ?」
「えっと・・・・足を引っ張られた感じがしたらいきなり周りの景色が変わって後ろを見たらあの長い手の奴が居たの。勘だけど、触られたらやばいと思って頑張って逃げて2人に助けられたって感じ」
ん~普通に考えるなら、手の長い奴が引きずり込んだって考えられるけど、あいつにそこまでの力が有るか?暗い場所であれば、現実世界に黒いのが出てくることが出来るけど、あんなに明るい中あのレベルの黒いのが出てこれるとは思えないんだよな。
「そうか・・・・遊斗これからどうするんだ?」
「手掛かりは全然無いし、もし本当にあの手の長いのが犯人で、狙われてるんだったら今すぐあいつを倒しに行った方が良いんだけど陽太いけるか?」
「もう少し体力を回復したら行けると思う。教室に戻ってロッカーで装備回収すれば倒せるとは思う。だけど、さっきみたいに周りに多くの黒いのが居たら厳しいな」
「う~ん、取りあえずはもしまた夢さんがあっちの世界に行っても大丈夫なように一緒に行動したいんだけどいいかな?その後、装備と体力の回復を待ってからあいつを倒しに行こう。夢さんはここで待ってもらうけどいい?」
静かに俺達の話を聞いていた夢さんは、手をぎゅっと握りしめると驚きの提案をしてきた。
「私も一緒にあいつを倒したい」
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