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常闇の街を今日も俺達は散歩する  作者: 和吉
1学期神隠し編
36/155

休み時間

「それじゃあ、話すことは終わったし質問も無いみたいだから1限目はこれで終わり自由にしていいぞ~だけど、他のクラスはまだやってるだろうから静かに廊下には出るなよ。それじゃあお疲れさん」


 先生はそう言うとまた教卓に顔を伏せてしまった。自由だな~自由にしていいって言われたけど何しよ・・・・ゲームはもう飽きたしネットニュースでも見るか。何となくニュースを見てると、今日の朝聞いた行方不明のニュースを思い出した。


そういえば、行方不明者ってどれくらいなんだ?


夜柱市、行方不明者で検索してみると話題となっているみたいで大量のニュースが出てきた。一番上のサイトを開いてみると、行方不明者は南雲市と夜柱市、他の市を合わせて37人もここ1ヶ月で消えてるらしい。


多すぎないか?ほぼ1日1人のペースだぞ?


 予想していたより人数が多く驚きながら記事を読み進めていくと、誰1人として見つかっていないみたいだ。行方不明者は年齢も性別もバラバラで共通点が無い。しかも消える理由が無い人ばかりみたいだな。あ・・・・目撃情報だと本当に忽然と消えたみたいだな。ニュースを読み終えてネット掲示板メアズを見てみると、行方不明事件の話が多く見かけられた。中には陽太が言ってるように神隠しだって言ってる人もいればUFOによる誘拐だという話もあるな・・・・


忽然と消えた・・・・死体も無い、これってあれじゃないのか?神隠しなんかじゃなくて


キンコーンカンコーン


 ニュースを集中して見ていたら、あっという間に時間が経っていたようで鐘が鳴った。先生はムクッと顔を上げると、


「はい、1時限目終了。お疲れ様~次は新入生歓迎会だから移動できるようにしておけよ。荷物はロッカーに入れておけ~」


「遊斗?どうしたんだ?」


 鐘がなっても動かない俺を不思議そうに陽太が話しかけてきた。やば、少し集中しすぎたな・・・・俺はある考えが頭に浮かんだが俺1人だけだと判断しきれない。もしかしたら、俺が偏った考えをしてしまってるかもしれないし陽太の意見も聞きたいな


「陽太、後で話しあるんだが時間あるか?」

「今日は予定ないから大丈夫だけど・・・・どうしたんだ?」

「ちょっとな」


 この話をすると長くなりそうなので、学校が終わった後に話すことにした方が良さそうだよな。話した後にすぐ動けるし、折角の新入生歓迎会だから変に頭を悩ませる必要もないだろ。


「???」

「ロッカーに荷物預け行こうぜ」

「おう」


 詳しく話さない俺に、訳が分からないという顔をしていたが一緒に六花に行き荷物を預けるとあっという間に休み時間は終わってしまった。チャイムと一緒に先生は立ち上がり、


「よ~し全員いるか?周りで居ない人がいれば教えてくれ・・・・大丈夫みたいだなじゃあ新入生歓迎会に行くから廊下に自由に並べ。会場に着けば、座る場所は自由だから好きに床に座って歓迎会見とけ。それじゃ行くぞ~」


 俺は陽太の後ろに並ぶとまた柊君とサンドになってしまった。前後共に圧あるな・・・・

読んで頂きありがとうございます!

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