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常闇の街を今日も俺達は散歩する  作者: 和吉
1学期神隠し編
33/155

本日の日程!

「おーす全員来てるか~後で、出席確認するから座ってろ」


 東先生は昨日のようなスーツではなく、黒色のジャージ姿で教室に入ってきた。何だろう・・・・普通のジャージなのに何であんなに似合ってるんだ?先生が声を掛けると、話し声はぴたりと止みみんな席に着く。


「よ~し、予行練習として今日の出席はこれでやるぞ~」


 先生は、15cmくらいのパネルのような機械を取り出すと教卓に置き

「授業はいつもこれで出席確認するからやり方覚えておけ~、やり方は簡単学生証をかざして、ピッって音が鳴ればおーけーだ」


先生は俺達に見えるように、機会を持ち上げ教員カードをかざして見せた。


「廊下側の奴からどんどん前に来てかざして見せろ~」


 先生が声を掛けると、続々と廊下側の生徒が立ち機会に学生証をかざしていく。次々かざしていくのでピッて音がちょっとうるさい。俺達の番になったのでかざして戻るとみんな終わったようだ。


「よ~し全員やったな。これは毎授業やるから、休み時間とかの間にかざしておけよ。かざさないと居ても欠席扱いになるから忘れずにな。質問ある奴手上げろ~」


 うわ~俺かざすの忘れそうだな気を付けないと。毎授業やるのはめんどくさいけど、移動教室とか選択科目によって他のクラスと混じったりするからしょうがないんだろうな~。使い方は簡単だし、特にみんな質問が無いようだ。先生は見渡すと、


「無いみたいだな。それじゃあ、今日の予定を話すぞ~まず、1限目で自己紹介と専門科目についての説明、2限目で体育館に行って歓迎会そのあとは自由だ。自由時間に学校の中を見るのも良し、部活見学をしに行くのも良し帰るも良しだな。とりあえず、この後も説明の時間だから朝のHRは終わり。10分後再開な、お疲れさん」


 先生はそう言い切ると、教卓に前に椅子を持ってきて教卓に寄りかかり顔を伏せてしまった・・・・良いのか教師それで。休み時間中何しようかな~。隣の陽太は携帯見てるし~・・・・今ってチャンスなんじゃないか?みんな自由に行動してるし、壁に寄りかかるふりをして柊君が何読んでるのか確かめるチャンスなんじゃないか!?よし、ゆっくり変に思われないようにゆ~くっり体を横にして横目で見てみると・・・・「CIA式諜報活動の手引き」探偵じゃないんかい!でも、また癖が強いな~昨日といいスパイでも目指してるのか?


「遊斗」

「ん?」


 本に対してツッコミを入れてると陽太が話しかけてきた。


「母さんからLINE来たんだけど、野菜と米こっちに送るから遊斗と分けなさいだって」

「まじ?めっちゃ有難いけどいいの?」

「母さんが言ってるんだし、遠慮せずどうぞ何時もお世話になってお礼だって」

「いや、お世話になってるのは俺の方なんだけどな~」


 でも、米と野菜が貰えるのは本当に有り難い。米は重いし高いし野菜も高いからあんまり買う気にならないんだよな~。たぶんお世話になってるお礼って言うのは、陽太に飯作ったりしてた時のお礼かな?実家で俺が作ってる時も食費とか食材貰ってたし


「じゃあ、それで何か作ってやるよ」

「よっしゃ」

「何の野菜届くか分からないから、届いたときにレシピは考えるからリクエストは聞くよ」

「分かった考えておく」


 どうせ隣同士なんだし、自分の家で作るのも陽太の家で作るのも同じもんだ。食べきれなければ陽太に食べて貰えばいいし。話しているともう10分経ったようでチャイムが鳴った。



読んで頂きありがとうございます!

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