現実世界:屋上
現実世界に戻ると、青空一面が広がる屋上に入ることが出来た。ん~太陽が眩しい!本当に鍵が掛かってる屋上に入ることが出来たな陽太すげぇ。そんな凄い陽太はさっきの戦闘で疲れた様で、地面に座り込んでいた。
「疲れたのか?体力落ちたんじゃないんか?」
「疲れたんじゃなくて、ホッとしただけだよ。次からランタン絶対点けろよ」
疲れたんじゃなくて、緊張が解けただけみたいだな。戦ってる時はあんなにキリッとしてカッコいいのに戦闘が終わったらこれだよ。怖がりなのか勇敢なのか良く分からないな。それに、あの大男にはランタン効かないぞ。前に似たタイプと会ったことあるけど、少しひるんだけど不通に襲い掛かってきたし。黒いの共通して光に弱いけど、ある程度の大きさになると、ランタンくらいの光だと襲ってくるのが居るんだよな~
「多分だけど、あいつにランタン効かないぞ」
「念のためにだよ!」
「戦ってる時はあんなにキリッとしてたのに・・・・」
「うるせぇやる時はやれるけど、怖いもんは怖いんだよ」
「へ~」
そういうもんなのか?やる時はやる男ってことなのか?なんか違う気がするけどま、いっか。座り込んでる陽太は置いといて屋上から、校内を見渡すと絶景だった。校内に植えられている木や花が奇抜なデザインである校舎を飾っていて、よく合っているしガラス張りの校舎がキラキラと光って綺麗だ。俺はスマホを取り出し、撮影していると陽太が俺の方へ寄ってきた。
「もう大丈夫なのか?」
「おう、にしても絶景だな」
「だな!」
陽太も屋上から見える景色が絶景だと思ったらしい、屋上一周見てると陽太が、
「こっちの方が良さそうな場所有ったぞ」
校舎の外周部分を見ながら、俺を呼んだのでそっちに行って見ると多くの木で視界が悪く景色を見渡すことが出来ない・・・・
「おい、これの何処が良さそうな場所なんだよ。木しかないじゃんか!」
写すのに適した場所があるのかと思ったけど何もないじゃんか!怒った顔で陽太を見ると、滅茶苦茶呆れた様子で
「遊斗・・・・ここに来た本来の目的忘れてないか?」
「は?・・・・忘れてないぜ!」
やべっ色々あり過ぎてすっかり忘れてた。陽太がめっちゃ呆れた顔してるけど、しょうがないじゃないか!
「まあいいや、ほらよく見ると小さい小屋みたいなのが見えないか?」
「は?どれだよ」
「木の向こう側、一部だけ色が建築な部分があるだろ?」
「ん~~~~~あぁあれか!」
本当に目を凝らして見ないと全然分からない、木に綺麗に隠れてほんの一部しか見えていない。陽太良く見つけられたなあれ。壁には場所が近いし、パンフレットには何も書かれてないから何も無いはずだけど・・・・
「あそこなら場所的に良さそうだろ?」
「おう、良い感じに人目無いし技術棟の後ろは木ばっかだから誰も見無さそうだな」
「んじゃ行くか」
「はーい」
屋上から出るためにドアノブを捻ってみると鍵が掛かっていた。
「あれ?俺達この扉開けて入ってきたよな?」
「おう」
「何で鍵掛かってるんだ?」
「いや、お前の力で入っただけで、鍵を開けて入った訳じゃないからな」
「あ、そっか」
もう一回入る時と同じ事しなきゃいけないのか。ドアノブを掴み黒く変えると、
「行くぞ~」
「おい、ランタン!」
「え~」
開けようとしたら、陽太に首根っこ掴まれ引き戻された。般若みたいな顔で見てくるので仕方なく、鞄から折り畳み式のランタンを取り出し点けてから、常闇世界に入ることになった。でも、何も起こらず現実世界に戻って来れたので面倒くさいだけだった!せめて、小さいのぐらい出ろよ!折角ランタン点けたのに!
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#空っぽと色




