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常闇の街を今日も俺達は散歩する  作者: 和吉
1学期 連続通り魔事件編
145/155

早く怪我を直さないと

長い間お待たせして申し訳ありません

 陽太と一緒に家へと帰った俺は今飯を食べていた。


「何で陽太が居んだよ」

「お前の監視役。絶対俺が居なかったら、何かしようとしただろ」

「そんな訳」

「・・・・・」

「うっす」


 信用無いなと言い返そうと思ったが、陽太にジト目で見られてしまい大人しく認めることにした。確かに、少しでもいいから情報を集めるために動こうと思ったがバレてたみたいだ。この場合信用あるのか?


「さっきも言った通り責任感じるな。そして、1人で何とかしようとするな。あいつらは人間じゃねぇ。1人じゃどうにもならない奴だっているんだ、だから俺達が居る」

「・・・・」

「少しは頼れ」

「・・・・」


 陽太は俺の頭を撫でると自分の家へ戻っていった。なんだよ・・・・昔は泣き虫小僧で弟みたいな感じだったのに大人っぽくなりやがって滅べイケメン!!!・・・・もっと頼るべきだったよな。2回通り魔と戦って、攻撃を完全に避けることが出来ていなかったんだから誰かしらに付いてきてもらうべきだった。頼らないってことは信用してないって事になっちまうよな・・・・後でみんなに謝らないとな。今は治すことに専念しないと。

 夕飯を食べ終えた俺は流しに食器を置き早く寝ることにした。横になる時にも少し痛みを感じるが、眠れない程じゃない。横になったはいいが、睡魔は来ず色々とこれからの事を考えてしまう。これから活動していく上で怪我をしない方が良いが怪我を免れない時もある。その時の為に薬とか用意しておいた方が良いよな~能力で回復が使える人が来てくれたらいいんだけどそんなうまい話無いよな。そもそも回復の能力があるのかどうかさえ分からないし。


強くなるためにはどうすれば良いのかな・・・・


 一番確実なのは何処かの道場などで、武術を習うことだ。でも、そんな時間は無い。後はボクシングに通ってみるとかもあるが、どれも時間が掛かるし放課後の時間が潰れてしまう。放課後は常闇の街に行くことが多いし作品を作るための時間も欲しい。


地道に実践経験と格闘に関する知識を高めていくしかないか。


 瞬時に強くなる方法なんて無いし、もっと努力しないとみんなの足を引っ張る訳にはいかない。強くなるには自分の能力をしっかりと把握しておく必要がある。自分の強みは何だ?

 俺の強みは豊富な射撃武器と常闇の世界への移動能力。そして豊富な武装と身軽な動きだ。俺は銃であるなら何でも作り出すことが出来る。リボルバーからセミオートの拳銃、アサルトライフル、ショットガン、スナイパーライフル何でもござれだ。少し変わり種でボウガンとかも作れるけどそこは置いといて銃の強みは、安全な距離で一方的に攻撃出来る事。そして自由に武器を変えられるので適した武器を作り出せること。他にも爆弾やナイフなど色々作れる。つまり俺は全線で戦うよりは後方で援護した方が能力を活かせる。前線に出る時はナイフで身軽な動きを活かしつつ力で争う事はしない方が良い。

 俺の能力は常闇の世界に入る事と脱出が出来る事。もしも危険な場面に陥ったらすぐに脱出できるように常に扉がある位置取りをした方が良さそうだ。俺がやられたら3人は常闇の世界に残されることになる。それだけは避けなくては・・・・


そういえば、陽太が指揮を執るのは俺だって言ってたな・・・・


 みんなを活かすためには全員の能力を把握しておいた方が良いよな。みんなの能力を考え戦術を考えている間にいつの間にか俺は眠りに落ちていった。

読んで頂きありがとうございます!

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#空っぽと色

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