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常闇の街を今日も俺達は散歩する  作者: 和吉
1学期 連続通り魔事件編
139/155

衝撃のニュース

 朝起きた俺は何時も通りテレビを点け、なんとなくでニュースを聞いていると突然衝撃のニュースが報道された。


「昨日23時頃結市内にてまた通り魔事件が起きました。今回の被害者は・・・・」

「嘘だろ!?」


 そのニュースを聞いた瞬間眠気は吹き飛び齧り付くようにニュースを聞くと、被害者は犯人をしっかりと目撃しておりその特徴から同一犯だと考えて間違いないという。そんな馬鹿な・・・・あの時通り魔は倒したはずだぞ。まさか、通り魔は複数対いるのか!?前に一日で複数事件を起こした事は聞いてたが、常闇の世界とこっちの世界の時間の差が生じた同一犯の犯行だと思ってたんだが・・・・クソ!急いでスマホを開くと夢さんと見吾から連絡が来ていた。


「ニュース見た?通り魔って複数居るのね」

「そうみたいだな。早急に倒さなければ」

「その件については学校で話そう。すぐ行く、陽太起きてるか?」

「起きてる。すぐそっち行く」


 見吾と夢さんもニュースを聞いて驚いているようだ。見吾の言う通り、エスカレートする前に早急に倒す必要がある。複数体いるのなら全て倒すまでだ。急いで学校に行く準備をすると、陽太が部屋に入ってきた。


「もう出れる」

「あぁ急ごう」


 俺は急いでショートカットを使い学校に到着すると、既に見吾と夢さんが居た。登校するにはまだ早い時間であるため俺達以外の性とは少ししかいない。このまま教室で話す訳にはいかないので、屋上前で話すことにした。屋上前で話を切り出したのは見吾だった。


「ニュースとSNSを見た限り同一犯で間違いない。いや、同一種類といった方が良いのか」

「通り魔である事は間違いないって事か・・・・」

「複数体居るのね・・・・」

「今日の放課後また呼び出す。あの強さの黒いのが大量に居るとは考えづらい、真犯人を探すより通り魔を倒すことが最優先だ」

「そうね、でももし通り魔が無限に居たら・・・・」

「ぞっとするな。その場合真犯人を捕まえないと切りが無いって事になる」

「真犯人の情報は色々集めてはいるが、被害者同士に接点は一切無い。被害者同士の繋がりから犯人を見つけることは難しいな」

「無差別か」


 被害者に恨みを持っているのならばそこから真犯人を見つけることが出来るが、無差別となると見つけるのはかなり難しい。防犯カメラの映像を好きに見られる訳じゃないから、被害者の足取りを追うことも出来無いしな。今俺達に出来るのは真犯人の手段を奪う事。手段さえ奪ってしまえば・・・・


「見吾、人通りが少なく住宅地から離れた場所探しておいてくれ

「分かった」

「多分同じタイプだろうから夢さんの能力が必要になる。準備しておいてくれ」

「分かったわ」

「取りあえずは、通り魔を徹底的に倒し続けるしかない。大変だが大丈夫か?」

「勿論」

「問題ない」

「おうよ」


 頼もしいかぎりだ。今日の予定を決めた俺達は教室に戻り授業を受け休み時間や昼の間は情報収集に努め、夜に向けて万全の準備をしておく。考えたくもないが、もし通り魔がこっくりさんの様に無限に呼び出せる可能性が有ったら、すぐに真犯人を見つけないとこっちが持たないな。学校が終わった俺達はすぐに結市に向かい夕暮れを待った。連戦になるかもしれないので、早めに戦って少しでも休憩時間を確保出来るように体を整えておく。よし、それじゃあ通り魔狩りを始めようか。


読んで頂きありがとうございます!

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