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常闇の街を今日も俺達は散歩する  作者: 和吉
1学期 連続通り魔事件編
138/155

肉が焼けるいい匂い

 運ばれてきた肉を次々と焼いていく俺達。肉を焼くのは俺と見吾がやり、取分けは夢さんに頼んだ。陽太は追加の注文係だ。肉を網の上に載せるとジュウという良い音と共に肉が焼ける良い匂いがする。人によって焼き方にこだわりがある人も居るが俺は美味しく食べれれば何でも良い。みんなも焼き方に拘りはないみたいなので、どんどん焼いて行ってしまおう。


「久しぶりの焼き肉だな~」

「焼肉は何時食べても美味しいわよね」

「うむ」

「遊斗、次タン焼いてくれ」

「あいよ」


 焼けた肉は夢さんに取り分けて貰い、焼けた肉を食べながら次の肉を次々と焼いていく俺達。こうこうせいなんてたべさがか 運ばれてきた肉を次々と焼いていく俺達。肉を焼くのは俺と見吾がやり、取分けは夢さんに頼んだ。陽太は追加の注文係だ。肉を網の上に載せるとジュウという良い音と共に肉が焼ける良い匂いがする。人によって焼き方にこだわりがある人も居るが俺は美味しく食べれれば何でも良い。みんなも焼き方に拘りはないみたいなので、どんどん焼いて行ってしまおう。


「久しぶりの焼き肉だな~」

「焼肉は何時食べても美味しいわよね」

「うむ」

「遊斗、次タン焼いてくれ」

「あいよ」


 焼けた肉は夢さんに取り分けて貰い、焼けた肉を食べながら次の肉を次々と焼いていく俺達。高校生なんて食べ盛り真っただ中、只でさえデカい2人が居るのだ次々と肉は無くなっていく。


「陽太追加頼んでおいて」

「分かった、塩とタレどっちが良い?」

「俺はどっちでも」

「同じく」

「塩が良いわ」

「おっけ~」


 焼肉はタレでも塩でもどっちでも美味しい。何時もはタレと塩どっちも同じ量頼むが、どっちでも良いのでみんなに任せるとしよう。陽太は追加のハラミとロース、タンを頼み俺のリクエストのチヂミを頼んでもらう。4人なので次々と肉が無くなっていくのだ、それに食べ放題だから食わなきゃ損!


「それで、通り魔の犯人捜しはどうする?」

「え」

「?」


 楽しんで肉を食べているといきなり見吾が言い出した。何言ってるんだ?通り魔は倒しただろ?


「確かに犯人は捜さなきゃ駄目よね~」

「え」

「?」


 夢さんも頷き何でもない様子で言う。2人とも俺の反応に不思議そうにしているが、え?付いていけてないの俺だけ?慌てて陽太を見ると呆れたような顔して


「そりゃ気付くだろ、遊斗は内緒にしたかったみたいだがな」

「え」

「あ~」

「なるほど」


 2人は陽太の話を聞き納得したように頷く。え、もしかして3人とも通り魔を呼び出した存在に気付いている?


「え、もしかして通り魔を呼び出したやつが居るって気付いてたのか?」

「勿論よ」

「うむ」

「まあな」


 えぇぇぇぇぇ気付いてたのかよ!?いやそれよりも何でそんなしれっとしてるんだ!?人と戦う事になるかもしれないのに。


「儀式の手段を考えれば誰かしらが通り魔を呼び出した事は明らかだ」

「だな。通り魔の様子からして光りは苦手だったみたいだし」

「何回もやってるってことは完全に故意よね」


 うわ~昨日悩んで俺が馬鹿みたいだ。そりゃ夢さんは新入生代表になるくらいには頭が良いし、見吾もあの情報取集能力を見ると頭が切れる。その2人が気付かないはずが無いのだ。


「はぁ~良いのか?人と戦う事になるかもしれないんだぞ」

「そうね」

「だな」

「いや、そんなあっさり・・・・」


 2人は全く動じず頷く。

 

「だって、あの世界が使ってるなら私達しか出来ないでしょ?証拠なんて難しいだろうし黒いのを使ってきたら警察も只じゃ済まないわ」

「うむ、放ってはおけない」

「遊斗、俺達そんなに弱くないぜ?」

「・・・・ごめん」


 2人はさも当たり前の様に、人を傷つける奴は放っておけないという。これは・・・・俺が悪いな。2人を侮っていた。


「謝らないで、心配してくれたんでしょ?」

「心配、感謝する」

「あぁ、真犯人見つけるの手伝ってくれ」

「「勿論」」


 2人強く頷いてくれた。陽太は俺の肩を叩き良かったなという。はぁ・・・・陽太には敵わないな。2人が居ればきっと真犯人を見つけることが出来るだろう。


「それじゃあ、来週から捜索開始で。それまで英気を養って情報を集めよう」

「分かったわ」

「うむ、調べておこう」

「それじゃあ、焼肉食べようぜ」


 止めていた手を再開し、焼肉を時間目一杯まで楽しんだ俺らは駅で別れ自宅へと帰っていくのだった。通り魔を倒した事に喜び、真犯人を見つけると決意した俺達は次の日の朝衝撃のニュースを聞くのであった。

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