ショタ恋!〜西川after〜
あらすじは、ショタ恋!を読んでくださいっ!
その後に、これを読むと、話がわかります!
*
俺の名前は――って興味ないか…。
西川 日向の兄だ。
この前、この家に大沢が来たときに、あいつに惚れてることに気づいてしまった俺だ。
あ、ちょ!ちょっと待て!興味ないからって、小説を読もうtopに戻るな!いや、戻らないで下さい!
実は、あの後も、一波瀾あったんだ。あれは、あの一週間後だったかな…。
*
ここは、家の近くにある公園だ。
普段、よく日向と遊びに来るんだ。
「お兄ちゃん!かくれんぼしよっ!…――あ!お姉ちゃん!」
――ん?お姉ちゃん…て、まさか大沢!?
「あっれ?日向ちゃんに…西川?こんなとこで何してんの?」
「んとね、今日はね!一緒に遊びに来たんだっ」
「そっかー。良かったね!」
「お姉ちゃんは?最近会えなかったから寂しかったんだよ?ねぇ?お兄ちゃん?」
「い、いや…俺は……」
「? 何なにー?どもっちゃってぇー。私はねー(こないだの小学生を見に)散歩しに来ただけだよー。てか、西川とは、学校でいつも会ってるしねー」
「そ、そっか。…邪魔したな。日向、かくれんぼしようぜっ」
「うん!――あ、お姉ちゃんも一緒にやろ?」
「私? そうねー…(あの子も来ないし)暇だから良いよっ」
大沢は、そう言ってにっこりと笑った。
「べ、別にまぁ、2人でやっても詰まんないと思ってたとこだしな…」
「よっしゃ!じゃあ、ジャンケンするわよっ!」
*
負けた。
俺一人がパーで、2人がチョキで負けた。
「50秒数えてねー」
「お姉ちゃん、行こっ!」
くっそ、2人で仲良く手とか繋いじゃってよぉ!
俺も繋ぎた――じゃないっ!
断じて、そんなこと考えてなんかないからな!
*
「日向く――じゃなかった、日向ちゃん…どこに隠れる!?」
私、大沢 玲菜は、ついこないだまで、この子に恋をしていた。
「そうだねー…あ、あれが良いよ!――ん?日向ちゃん?」
「だって――女の子だって西川が…。私、日向ちゃん男の子だと思っててね…こないだまで。ごめん!」
本当に、運命だと思っていました。はい。
「ボク、男の子だよ?あはは、何変なこと言ってんのー?お姉ちゃんったら」
――そう、実は女の子…
「なぁあああ――!!!!!何ですとぉ――――?!!」
い、今なんつった!?お、男の子って…え、え、え…!?
「しっ!静かにしなきゃ、お兄ちゃんに見つかっちゃうよ…」
「ご、ごめんっ」
「良いよっ!ボク、お姉ちゃんのこと、大好きだから許してあげる!」
「ひ、日向君…!」
――もぉ、将来結婚したいっ!俺の嫁っ!!!!!
そう、叫んでしまいたい衝動と、鼻血を抑えつつ、私は今、幸せいっぱい夢いっぱいで、今を生きています。
お父さん、お母さん。生んでくれて、ありがとう――。
「あ、日向と大沢見っけ」
「邪魔をするなぁあああ!私と日向君の『どきっ★らぶラブtime』をっ!」
「は?」
「しーかーもっ!あんた、日向君が女の子だなんて、嘘ついたわね!もぉ!」
「いやー、悪ぃ…」
「2人とも、喧嘩しないでよぉ…ぐすっ」
「は、はい!!!!!」
――いかん!また鼻血がぁあ!この甘えるような上目づかいっ&涙目っっ…ぐっふぅ。
もぅ、おなかいっぱいです。
*
「じゃ、またねー!」
「バイバイ!」
「ま、またな」
――何もないまま終わってしまった…。
「お兄ちゃん?顔赤いよ?」
「そんなこと…ねぇよっ!馬鹿!早く帰るぞっ!今日はお前の好きなハンバーグ作ってやる」
そう言って、俺は日向の頭をくしゃくしゃ撫でる。
「やった!ありがと!お兄ちゃん大好きっ!」
*
俺は、この日を一生忘れないぜ……。
結局、日向が男だって、バレタわけだが、おかげで良く家に遊びに来るんだ。
こないだなんて……、一緒に御飯たべたしなっ。
む…へ、ヘタレだって言われても良い!
俺は、それでも大沢が、好きなんだ。
――いつか、絶対…俺に振り向かせてみせるから。
〜終〜
書いてしまいましたねwww
西川after…。
あ、決して智●afterとかは、全く関係ないです。
皆無です。
まぁ、ヘタレが書きたかっただけです。はい。