ステータス其ノ壱
───輪廻システムに登録されていない魂を確認
────「不明の魂」を解析し、返還システムを利用して対象の世界へと返還s
────error
────最高位存在からのアクセスを確認
────対象の魂を記憶を残したまま世界名『テコル』へと組み込みます
────ステータスシステムをインストール
────輪廻システムへと登録
────一般常識をインストール
────対象の『器』を作成
────座標(◼◼・◼◼・◼◼・◼◼◼)、名称『百魔のダンジョン』1階層へと転生させます
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「……ここは……。」
皇翔そう呟こうとして、まず、声が出ないことに驚いた。
数分どうにかして言葉をだそうとして、自分が魔物へと転生したことを思い出し、声が出ないのも当たり前だと考えた。
そして、自分が何へと転生したか確認しようとすると、周りが360度見えることに気づいた。
(ねえ、この状況、テンプレで知ってるんだけど…。マジかー。スライムとか……。マジかー……。)
現実逃避気味に感想を並べてみたが、スライムなのは事実。なので皇翔は、もういっそ、開き直ることにした。
(よく考えれば、あの原神がすぐに死ぬようにするハズがない。しかも、進化、だっけか。すればいいだけだど思うし。)
と、一応納得はして、次にすべきことを思い出した。
(確か『ステータス』って唱えればいいんだったね…。……心の中で唱えてもいけるのかな?……『ステータス』!)
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個体名 エルガ
種族 特異毒粘体
年齢 16(0)歳
Lv. 1
加護 原神の加護
HP 240/240
MP 300/300
力 30
体力 55
敏捷 40
防御 35
精神 380
知力 350
耐性 240
魔力 50
種族特性
『特異体』
『名付き』
『瞬間適応:毒類』
『捕食』
『吸収』
『分裂』
『融合』
『擬態』
『再生』
『睡眠不要』
『火属性ダメージ増加』
『物理耐性』
『◼◼◼◼◼』
固有能力
『毒究明Lv.1』
『解析Lv.1』
普通能力
『記憶力強化Lv.8』
『剣術Lv.1』
『体術Lv.1』
『隠蔽Lv.8』
称号
『陰陽コンビ《陰》』
『運を奪われし者』
『転生者』
『異界の魂』
『特異体』
『名付き』
『原神の眷属』
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(……は?うん、スライムだとは思ってたけど、特異体?ユニークって付いてるから……独得の?……これ、詳細出てくるかな?)
そう思いながら、皇翔改めエルガは、ステータス画面を詳細でろ〜、と思いながら睨んでいると、
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特異毒粘体
元は只の粘体だったが、固有能力『毒究明』の影響を受けて、特異進化した。
現在のランクはD+と低めだが、まだ何もしていない段階でこのランクなので、将来的には危険な魔物になることだろう。
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どうもー、frithでーす。
中途半端なところですいません。
ステータスの続きは次回持ち越しとさせていただきました。長くなりそうなので……。
感想、評価、ポイントお願いします。
8月11日修正しました。
……唯一の?→……独得の?
10月6日 種族特性『睡眠不要』を追加