閑話:神々の話し合い
注意:徹夜しているため、変な文章が乱立しているかも知れません。ご了承くださいお願いします。
─────side:神域
上下左右の感覚すらあやふやになりそうな灰色の空間。そこは、かつてまだエルガが有賀皇翔だった頃に魂の状態で訪れた原神の神域だ。
しかし、エルガが訪れた頃と代わりのない空間には今、原神を初めとした大勢の神々が、原新が設置した巨大な円卓を囲っていた。
「みんな集まった〜?……集まってるみたいだね〜。それじゃ〜、これから緊急会議を始めるよ〜。今回の議題は〜、何処かに逃げちゃった元運命神、現邪神の〜、フルストの行方だよ〜。」
そう発言し周囲を見渡したのは、灰髪灰目の12歳程度の容姿をした美形な少年────原神だった。
そして、原神の言葉を聞き身を引き締める神々。その中の1柱、赤髪赤目の40代後半程度の容姿だが、一目見れば鍛えているのが分かる男の神が手を挙げ、原神に発言の許可を求めた。
「ん〜?どうしたの〜?ていうか〜、この件は一刻も早く解決しないといけないんだよ〜。だから〜、いちいち発言の許可なんてとんなくてもいいからね〜。」
「は、はい。申し訳ありません。」
「うん、で、どんな要件かな〜?」
「はい、まずは謝罪を。私が今回の運命神フルスト、いや、邪神フルスト討伐にあたり、指揮を取らせてもらった戦神ブリンカーです。此度のフルストの逃亡は、私の気の緩みが原因でして────」
「────そういうのいいから〜。言ったでしょ〜?一刻も早く解決しないといけないんだよ〜、って〜。だから話すべき内容は〜、フルストの権能とかがどうなってたかだよ〜。」
そう言う原神は、口調はいつものものなのだが、何処か真剣味を帯びていた。
実際、原神にとっても邪神討伐で邪神に逃げられた事などここ数万年経験しておらず、何故逃げられたのかを知りたかった。
「は……い。申し訳ありません。フルストの権能は、あの、こういっては何ですが、邪神へと堕ちたのにも関わらず、一切の劣化が見受けられませんでした……。」
この報告に、神々は様々な反応を見せた。目を見張る神、驚愕の表情でブリンカーを凝視する神、何を言われたのか理解できない神、動揺して狼狽える神、苦々しい表情を浮かべる神。
神にとって、邪神に堕ちた神は神の能力たる権能が劣化するのは常識の話なのだ。しかし、フルストの権能はフルスト自身が邪神堕ちしたにも関わらず劣化していない。この報告は、神々にとって今まで築いてきた常識が、音を立てて崩れ落ちる程に衝撃的だった。
しかし、この報告にも唯一驚愕せず、なぜ権能が劣化していないか冷静に考えている神がいた。
原神だ。
原神は、全神々の中でも断トツに生きている時間が長い。それこそ、原神が最初の神を創り出すまでの間、実に5千万年生きていたのだ。当然、最初の神を創り出し、その神が更に神を作り出していき、そして現在に至るまでに、数字では表せない程の時間が経っている。
そして、その生きてきた時間の中で同じような事があったかどうか、記憶を探っていたのだ。そして原神が自信の記憶を探った結果、
「う〜ん、やっぱり初めての事例だね〜。フルストって案外天才だったんだね〜。」
そんな原神の言葉に、周囲の神々は今度こそ思考が驚愕で埋まってしまった。前例がないというのは、永い時を生きる神が脅威に感じるものなのだ。対処方法が無いため、どうしても慎重にならざるを得ず、結果として後ろ手に回ってしまい犠牲が出ることすらもあるからだ。
特に今回の件は前代未聞の「邪神堕ちによる権能の劣化」が機能しない問題であるため、例え周囲の神々が死んでしまう可能性が高い。
それには、フルストの運命神だった頃の神格が関係している。原神の神格を10とすれば、フルストの神格は6と、結構高位の神格なのだ。そしてその神格のまま邪神に堕ちたため、周囲の神々では犠牲が出るのは必須。しかも邪神に堕ちた事で更に強くなっている可能性すらあるのだ。フルストが逃走したのは、数の脅威にさらされた為である。
と、ここまで原神が思考し、それを伝えようとした時、
「…………!原神様!フルストの居場所を探らせていた眷属から連絡が入りました!」
「ほ〜、優秀な眷属を持ってるね〜。僕の眷属って半数がなんか無いと仕事してくれないからな〜……。それで〜、どんな連絡〜?」
原神の眷属を知っている神は、原神の眷属を思い出し、即座に納得した。確かに、原神の眷属の半数はあまり仕事をしていないな、と。また、自身の眷属ではなくてよかった、とも。
「はい、フルストの居場所が見つかりました!」
その言葉とともに、戦闘特化の神々は椅子から立ち上がり、顔に笑みを浮かべていた。まるで、この前の屈辱を返すかのような好戦的な笑みであり、今度こそはという思いも伝わってくるかのようだった。
しかし、眷属からの連絡を受け取っていた神から齎された次の情報によって、早々に顔を歪めることになるのだが……。
「場所は……は?……えっと、『ムヘテ』と『テコル』の……世界の壁……だそうです……。」
その言葉で戦闘特化の神々達は顔を歪め大人しく席につき、それ以外の神でさえも正気を疑うような顔をした。
何せ、世界の壁というのは神でさえも無事に生存できるか不明なため、神が忌避する空間の一つに数えられるからだ。そこをたった1柱で、しかも戦闘特化の神々には回復阻害の効果を持つ攻撃をする者もいるため、実質傷だらけでいることになる。それを考えると生存率は著しく低い。
「でもさ〜、フルストって運命神の権能を持ってるんだよね〜。生還できる運命に身を流すことぐらい簡単なんじゃないかな〜?」
原神のその言葉に周囲の神々はハッとして、直ぐに討伐隊を組織しようとしたが、以外にもそこで原神から待ったがかかった。
「ちょ〜っと待って〜、『テコル』の方に行ってるんだよね〜?なら討伐隊を組織しなくても良いよ〜。」
それを聞いた神々は、原神へとおかしなものを見る目を向けた。とうぜん、その視線の意味に気づかない原神ではなく、当然反論した。
「ちょっと〜、なんだいその目は〜。はぁ……。いいかい?『テコル』には〜、つい最近転生させる時に僕の眷属にした子がいるんだよね〜。で〜、その子って実はフルストに運を奪われてた子だから、一層の事その子にフルスト討伐を任せたらいいんじゃないのかな〜?って〜。」
そこまで言って周りの神々を見渡すと、原審が語った内容にポカーンとしていた。原神はなぜそのような反応をするのか気にはなったが、深く考えないことにした。
実の所、原神が眷属を見繕うのはここ数千年なかった事だ。そのため、もう眷属は作るつもりがないと周囲の神々は勝手に判断していたのだ。そんな中、突然の眷属作っちゃった宣言。神々が思考停止するにはもってこいの案件だった。
そうとは知らない原神はと言うと、周囲の反応からあまりその眷属が期待されていないように感じ取り、自慢するためにその眷属の様子を逐一記録した紙を取り出した。尚、その紙は例え戦闘特化の神の最高の一撃でも破壊されないという馬鹿げた性能を持っていたりするが……。
「皆がそういう反応するんならさ〜、その子の状況を教えてあげるよ〜。
まずは〜、そのこの名前はエルガね〜。種族はスライムに転生させたんだけど〜、固有能力が転生したそばから2つ開花してね〜、直ぐに特異進化したみたい〜。で〜、そのレベル1の状態で〜、同じレベル1とはいえスライムキングを倒してるね〜。おお〜!その時に『◼◼◼◼◼』の一部条件を達成したみたいだね〜。それで固有能力がまた開花したみたいだよ〜。いや〜、凄いね〜。」
その報告のような話を聞いた神々は、原神の眷属はなんでもありだし、結構成長性がありそうなやつだ、と感じたりした。
そこからはまるで、もうどうにでもなれとばかりにスムーズに話が進み、エルガの知らない場所でエルガに邪神討伐を任せる空気が完全に出来上がったいた。そしてエルガがこれを知るのは、結構近いのもまたご愛敬な話だった。
何度『神々』って打てばいいんだよ……。お陰でスマホの予測変換で『か』を打ったら直ぐに『神々』って出るようになってるんだが……。
そんな訳で(いや、どんな訳だよ)、どうも〜、frithで〜す。
ぶっちゃけていいですか?徹夜したので文がおかしくなっている箇所があると思います。とても眠いです。くっ、この本大好きな体質が恨めしい……!
そんな訳でテンションがおかしな文が乱立してるかも知れませんが、そこは生暖かい目で見守り下さい。
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ブクマは……面白いと感じたらぜひお願いします。
とりあえず、これからもよろしくお願いします。
因みに今回で20話目です(ボソッ)。




