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告白

作者: 上山悟

健一は悩んだ。

聡美に真実を告げるべきか嘘を通すべきか。

健一は精神的病を抱えている。

真実を告白すれば、聡美は彼の元から立ち去るかもしれない。

嘘を突き通せば、順風な付き合いが続くかもしれない。しかし、彼女が彼の所に遊びにくる度に、何某診療内科と書かれた薬袋を隠さなければならない。

答えは明後日の日曜までに出さなければならない。 その日が聡美の誕生日であり、正式に交際を申し込むつもりで、ネックレスをプレゼントするつもりだ。

日曜、聡美は豪華に見えるイミテーションのルビーがあしらわれたネックレスではなく、見栄えのしないトルコ石を使用したものを手に取った。

「地味だけど、本物の方がいいわ」と呟きながら。

その様子を見ていた健一は真実を告げることに決めた。

二年後、うららかな春の日、二人はバージンロードを歩んでいた。


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