食堂で勧誘
…………………
「うわーっ!いっぱいあんなー!」
わかるけど…結城は声デカすぎなのよ!
「はぁ…さっさと頼んで座ろうぜ。」
「そうだね…結城はほっとこう。」
「あぁ「俺も行くー!」」
まったく…それにしてもいっぱいあるなぁ…
何にしようかな……ビーフシチューにしよう!
「頼んだらここにスマホかざしたら料金払われるみたいだぞ。」
「へぇ、ハイテクね。」ピッ
………あれ?料理もう出来たの?早くない?!
「……じゃあ行こうか。どこに座る?」
「外行こう!少なそうだしねー♪」
「行くぞ。」
少ないとわかったら早いわね…
「いただきまーす!」
「いただきます。」
「ます。」
***15分後***
ガタガタガタッ
「ふふ。こんにちは?私佐藤栞っていうの。よろしくね?わかるかな??」
………急に誰??あ……
「カメリア寮の代表者さん?」
「パンパカパーン!正解です!唐突に言うと勧誘しに来ましたー!良かったら3人とも入らない??」
ちょうど良かった…
「えぇ、入りたいと思っていましたから…。入れるなら是非入寮したいです。」
「ほんと?!良かったぁ♪どっかの寮に決まってたらどうしようかと思ってたよ!男子2人はどうです??ん?ん?」
……結城と同じタイプ?
「俺も入りまーす♪」
「俺も。」
「やったぁ♪3人ともゲットー♪」
にしても……
「私たちが入ると何かあるんですか?」
喜びようがおかしいと思うのよね…
「あら?言ってなかったけ?Sクラスが入るとすこーし寮のお金が増えるのよ!」
あぁ…なるほど…。
「じゃあ今日から来ても大丈夫だよ!部屋は自分達で決めてね♪またね!」
…嵐みたいね…
「にしても運良かったなー!行きたい寮に3人とも勧誘なんてラッキー♪」
まぁ…
「理由が理由だけどね。」
「そうだ!スマホ見ねー?ちょっと気になってたんだよねー♪」
「うん。そうだね。」
「ん。」
カチッ
Sクラスと順位に…個人の残金…学校の地図に説明…普通に電話やネットも出来るのね…。
電話やメールはこの島のみみたいだけど…
「なぁなぁ!このお金のとこのSチケットってなんだと思う?俺10枚あるんだけど…」
「私も。」
「俺も。」
調べたら出てくるかしら…
「あ、学校の説明のところに載ってるわね…。Sチケットではお金の代わりに買い物が出来ます。だって。」
「へぇ!お得じゃん!」
チケットって言っても枚数を指定してパネルにかざすだけか…紙より楽ね。
「Sクラスから落ちないようにしないとなー!色々優遇なくなるの嫌だし!」
「そうだね…まぁ命令されるのも嫌いだし、落ちる気もないしね。」
何その2人そろってびっくり顔…
「何よ…。」
「いやぁ…1位はちげなーと!まぁ、俺も命令されるの嫌いだから落ちたくねーから頑張んねーと!」
「俺も。赤坂みたいに断言は出来ねーけど、落ちないようにする。」
「ふふ笑じゃあ3人で頑張ろう!」
「おう!」ニッ
「あぁ。」ふっ
このメンバーなら大丈夫そうだね…!