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親友の死
2025年 6.21日。
俺はいつもの家に帰ってきた。
十年ともにしてきた家だ。
十年というのは短く感じるが、俺の中では長いのだ。
俺は必死でゾンビ…狂った人間から逃れてきた。
長いものだ、十年は。
「はぁ…」
俺はついため息をついてしまった。
”ため息すると幸せが逃げる”とか言われてるがほんとなんだろうか?
俺は信じてはいないがな。
そんなことより。
俺はあいつ(親友)が遺した伝言がきになった。
”真実の箱はあんたにしか解けられない”
それにしても真実の箱とはなんだ?
俺は疑問におもった。
あいつはなにをしていたんだろうか。
急にあいつと音信不通になり、また急に死亡の情報がきた。
急なことばかり。
おっと。
つい愚痴みたいになりそうだった。
そんなことばっか言ってないであいつの家に向かおう。
そしたらすべてがわかるはずだ。
俺はあいつの家に向かった。