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気付きたくないもう一人

Agape

「これ……どうしよっかな……」

学校からの帰り道。深香は鍵を目の前でぷらぷらさせながら呟いた。

昨日、洋一おじさんにもらった…というより、おしつけられたものだ。

洋一おじさんが平日、ほとんど生活らしい生活をしていることは察している。

でなければ、いくら深香がおせっかいだからとはいえ(自覚はしている)、

毎週他人の家の家事をしたりはしない。

前だったら、洋一おじさんに鍵をもらったら、普通にご飯を作りに行ったと思う。

でも、今はなんとなくそういう空気が、微妙に変わってしまったような気がする。

「ご飯だけ作って、さっさと帰ろ」

深香はそう結論づけた。

不健康な生活をしている人を心配するのは、当たり前のことだ。きっと。多分。

そんな言い訳をなぜかしながら、深香はご飯を作る。

この状況のおかしさは、考えないことにした。




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