第三話―きっかけの隠れた朝食Ⅱ―
アキナはその行動に表情を和らげる。
しかし,すぐに真剣な表情になりカオルの目を見て話し初めた。
「君に殺しのことを忘れなさいって言ったよね。」
その言葉にさっきまで
明るかった表情が引き締まる。
「でも,君が人を殺してきたことに変わりはない…」
そして,その言葉にカオルの表情は暗くなる。
「君は君がしたことを、君が奪った命を・・・・・・決して忘れてはいけない」
カオルはうつむき,アキナの言葉を聞いた。
そして,顔をあげアキナに決意を語った。
「…それは,わかってる。もちろん俺がしてきたことが悪いことだってこともわかってる。」
そこにうかぶ表情は真剣そのもので思いを突き通す強き志が垣間見えた。
「・・・俺が殺して来た人たちの命はもう戻らない。でも、俺はやらなきゃいけない事がある。そのためにも、あの組織をどうにかしなきゃいけない。もう誰かが死んで悲しみが生まれるようなことを無くすために」
それを聞いたアキナは嬉しそうにかつ意地悪そうな笑みをうかべた。
「その組織なら私が潰したわよ。昨日、あなたを拾ったついでに」
……
「えっ!?つ,潰した!?」
それを聞いたカオルは
目を見開いて驚いた。