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仁義の革命  作者: KAZ
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第22章 対影部隊

影の部隊の襲撃から一週間。

新・任侠連合は日々の活動を続けながらも、背後に忍び寄る影の恐怖に怯えていた。

市民もまた不安を募らせ、「任侠連合がやられるのでは」と噂が広がり始める。


広間に集まった幹部たちを前に、神宮寺が口を開いた。


「……このままでは、我らは防戦一方だ。影は暗殺を生業とする連中。正規軍ではなく、心を抉る“恐怖”こそが奴らの武器だ」


「チッ、だからって座して待つわけにもいかねぇ」

鷹村が拳を机に叩きつける。

「やるなら正面から叩き潰すしかねぇだろ!」


しかし神宮寺は首を振った。

「正面から挑めば、我らの被害は計り知れん。必要なのは――奴らに特化した、影を討つ刃だ」


その言葉に、場が静まる。

蓮は思わず口を開いた。

「……影を討つ刃?」


神宮寺は頷き、視線を巡らす。

「影の部隊に対抗するため、新たな戦力を編成する。名を――“対影部隊”とする」


組員たちの間にどよめきが走った。


数日後、訓練場。

選ばれたのは、従来の精鋭だけではない。

市民の中から志願した若者、退役自衛官、元警察官、さらには政府に見切りをつけた情報屋まで――。


「おい坊主、本当にこいつらを混ぜるのか?」

鷹村が不満げに蓮に問いかける。


蓮は真剣な顔で答えた。

「影は“民を切り離す”ために現れたんです。だから俺たちは逆に“民と共に戦う”姿を見せなきゃいけない。

そうしなきゃ、この戦いに意味はない」


鷹村は少し驚き、それから笑った。

「お前……少しは板についたじゃねぇか」


対影部隊の訓練は苛烈を極めた。

夜間潜入、無音戦闘、体術、心理抵抗。

蓮は木刀を片手に市民志願者たちを導きながら、自らも限界まで体を鍛え上げていく。


「影の連中は怪物みたいに強い。でも……俺たちだって、人を守る怪物になれる!」

その叫びに応じ、志願者たちは汗と血で地面を染めながら立ち上がった。


数週間後――。

完成した対影部隊が本部前に整列する。

その姿は決して大軍ではなかったが、一人ひとりの眼差しには確固たる意志が宿っていた。


神宮寺が前に立ち、厳かに宣言する。

「汝らの使命はただ一つ。影の部隊を討ち、民を守ること。これより、汝らは“影狩り”の刃とならん!」


「「おおおおおおッ!!!」」


地を揺るがす咆哮が夜空に響き渡る。


蓮は木刀を握りしめ、心の中で誓った。

(必ず影を倒す……仲間を、民を、もう誰も殺させない!)


こうして――“対影部隊”は誕生した。

新・任侠連合と影の部隊の戦いは、次なる段階へと突入していく。

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