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眠くなる短編集  作者: 生丸八光
9/12

準備OK!

 昨日の夜早くに眠りにつき、朝早く目覚めた。時間は午前5時、私は今、布団の中で今日すべき事を考えている・・


 明日の為にある準備をしなければならない。私にとって明日は、とても大事な日なのである。

 今日は1日かけて、その準備をしようと思うのだが、その為には、その準備の為の準備が必要なのだ・・


 早速、その準備の為の準備に取り掛かろうと思ったのだが、それには更に、その為の準備をしなければならない。なぜなら、その為の準備は、欠かす事の出来ない重要な準備だからだ。


 欠かす事の無い重要な準備の為の準備も必要だと思った。


 明日は絶対に失敗する分けには行かない!その為に準備に準備を重ね、あらゆる事態に対処できるように準備を整え、万全の態勢で明日を迎えたいのだ。


 とりあえず、それらの準備の前に朝食を食べたいのだが、朝食の準備が出来てない・・まずは、そこからだが食材も無い・・コンビニ弁当で済まそうかと思ったが、しっかりとした朝食を作りたいのでスーパーの開店時間まで待つ事にした。

 開店時間まで、あと4時間・・時間を無駄にしたくないが、もう一眠りしようと思う・・そのための準備は、もう出来ている・・


(終わり)



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