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ある正義の味方の独白

作者: 仮眠

これは人に楽しんでもらうってことを考えて書いたわけではありません。

完全に自己満足のためです。

ですから、面白くなくてもボクには一切の責任はありません。

 将来の夢って何?

 先生にそう聞かれた時、幼い日の僕はこう言っていた。

「あのね、僕、正義の味方になるの〜」

 幼い時の思い出ってものはいつ思い出しても恥ずかしいものだ。そもそも何も理解していないのが恐ろしい。

 なぜそんなことが言えるのかって?そりゃ〜僕が夢を叶えたからだよ。

 ちなみに僕の今の仕事は地球に存在する地球外生命体の排除。仕事の理由は強力な外来種によって生態系のバランスが崩れるのを防ぐためってなっている。まぁ、分かり易くそして子供たちに説明するように話すなら「僕たち人間や地球そのものに害をなす悪い奴らをやっつけるのが僕の仕事さ!」って感じ?いや、まぁ、実際にそのとおりの仕事内容だったらどんなに素晴らしいことか………

 まぁ、つまり政治家が「我々の仕事は国民に尽くすことです!」とか言っている裏で「俺達の仕事は儲けることだよなぁ」とかって言ってるぐらいの差があるんです。

 表面上で見せているのは「世界に住む人々の安全を守るために邪悪な意思を持つ者たちを懲らしめる」ですが、実際に僕たちが行っているのは「害意の有る無しに関わらず全ての地球外生命体を殲滅」です。つまり、友好的な異星人も僕たちは地球の生態系が変わってしまうかもしれないと言うとても曖昧な理由だけで皆殺しにしてしまったんです。

 今の地球をこよなく愛する人にしてみたら僕たちは確かに正義の味方でしょう。ですが、客観的に僕たちの行いを見たらそれは正義と呼べるのでしょうか?

 だから、最近思うんです。僕が幼いころに夢見るべき正義の味方って言うのは、多い方を助けたり、弱い方を助けたりするような存在じゃ無くてどんな存在でも分け隔て無く全てを救える神様みたいな存在であるべきなんじゃ無いかって………

 だから、正義の味方に憧れている人たちに教えてあげたい。この世には本当の意味での正義の味方は存在しないんだってことを………

この駄文を楽しんでいただけたのなら幸いです。

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