何のために 私は生きているの?
毎日の衣食住に困らない、それだけで儲け物!と思って
貴族の下女募集に応募した私。
綺麗な着物を着て、綺麗に身繕いして 立派な主に仕えられるなんて家族の役にも立てる!!
平和に穏やかに暮らせる日々を願い、お腹を空かせず寒く無い暮らしをしたい!
・・・勘違いでした・・・、私自身の努力が全く足りて無いだけでした・・・と思い知らされる日々。
何のために。どう生きて行く?
みなさん
こんばんわ。
私の名前は アイシャ
今夜から 不定期ではありますが 綴っていきます。
輝ける季節の始まり、窓の外には育てた数種類の薔薇が夜風に吹かれ
甘くでも清廉な香気を放っている
こんな夜に 私は一人きり
いつからだろう 心を閉ざし 一人でいるのは。長く永く。
気づけば いつの間にかひとり
それは自業自得と 今なら理解出来る
なんで私がこんな思いをさせられるの?なんで誰も協力してくれ無いの?すぐに裏切るの?
そんな心境で 長く永い間いた私
本当は周りの人から 溢れるほどの愛を受けていながら
気づけなかった愚かな私
孤独の牢獄に私を繋いでいたのは 私自身だと気づけたその時
光は差し込んだ
生きながら死んでいたことに気づけた時、私は 私が 「生きてる」ことを感じた
「目覚めよ、生きよ」 よく本で読んだ言葉の意味が沁みてきた
さて、どうしよう。
どう生きよう?何のために?
今まで育ててくれた家族に恩返したい、お腹すくのも寒いのも不潔なのも嫌
綺麗なもの美しいものが好き
そんな時 下女募集の報を知り。
よし、まずはこれだ。ダメでもともと 挑戦してみよう
できることから始めてみる
日時と会場を確認し、その場所へ行くことにした。
気づきの話は いつかまた。