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電車はまだ

作者: 天川裕司

初めまして、天川裕司です。

ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。

また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。

どうぞよろしくお願い致します。

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬


【アメーバブログ】

https://blog.ameba.jp/ucs/top.do


【男山教会ホームページ】

https://otokoyamakyoukai.jimdofree.com/


【YouTube】(不思議のパルプンテ)

https://www.youtube.com/@user-vh3fk4nl7i/videos


【ノート】

https://note.com/unique_panda3782



【YouTubeドラマにつきまして】

無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、

お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。

基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。

創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪

出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬

でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、

どうぞよろしくお願いします(^^♪



タイトル:電車はまだ


俺は駅のプラットホームに居た。


仕事帰りで、ちょっと足を延ばして

デパートにでも買い物に行こうかな

なんて思ってた。


「今日もわんさか人が居るなぁ」


いつもの光景・情景だ。


俺はベンチに座って漫画を読みながら、

次の電車が来るのを待って居た。


次にふと目を上げると、

「ほっ、ちょっと減ったか?」

ホームに居る人達が少し減っていた。


まぁ電車を降りたら改札へ向かう人達、

乗り継ぎで次のホームへ向かう人達と、

それぞれの目的をもって動くのだから

段々減ってくのは当然のこと。


漫画を読みながら次に目を上げて

ホームを見ると、また人がさっきより少ない。

次に目をやると、またさっきより少ない。


段々とこのホームに

人が居なくなってった。

ほんの少し、寂しさも来る。


「にしても、電車遅いなぁ」


もうダイヤは過ぎて居るのに、

一向に乗るべき電車が来ない。


早く次の目的地に行きたいのに。

こんなとき焦る。

なんで焦るのかよくわからないけど、

人って焦る生き物なんだ。


してると、今読んでる

漫画の最初の方のページから、

どんどん印刷が消え始めた。


「ん?なんだこれ?どうしたんだ?」

どうした事だ??とまた狼狽える。


ふとホームを見ると、誰も居ない。

向こうの改札へ続く通路の陰に

少しだけ人が居るかと思ったが

よく分からない。


「誰も居ないホームってまるでヌシが居ないみたいで、やっぱり寂しいもんだなぁ…」


そんな事をぽつり呟きながら、

俺はそろそろ底冷えの寒さを覚え出し、

ベンチから立とうとした。


でもやっぱり漫画の印刷は

全部、消えていた。

それを見た時、悟った気がした。


「そうか俺…ここで、このプラットホームで…」


そのホームはまるで、

時間が止まったかのようだ。

向こうのほうに

確かに人が居るのを確認しながら、

その人達は良く見ると

一向に動いてない。


次の電車、来るんだろうか?


俺は今でもこの駅で、

次の電車を待って居るんだ。



動画はこちら(^^♪

https://www.youtube.com/watch?v=VqIvXP_Z_lg

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬


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