表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
本好きの女魔法使い  作者: クリストファー


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

96/552

エピソード96 物腰の柔らかい御令息様

『噂をすればシャッテンがさすですわね』


真実ヴェレーナさんが緑青色ギフト・グリュンの瞳を向けた談話室の出入口から、少し疲れた様子のアンリ卿が室内に入って来られました。


『どうしたアンリ。浮かない顔をしてるじゃねぇか』


子爵ヴァイカウント閣下の御令息様であらせられるアンリ卿と、男爵バローン閣下の令嬢フロイラインであらせられる希望ナディーネさんは、帝都魔法学園に入学する以前から御領地にて共に狩猟ヤークトをされる仲ですので。気安い風を装われつつも、心配して声を掛けられました。


『貴族街にあります父上の上屋敷かみやしきにて、今宵も話をして来て戻って来た所です。令嬢フロイラインナディーネ女史』


御領地と領民を御治めになられていられます、貴族諸侯であらせられます子爵ヴァイカウント閣下を御父君とされますアンリ卿は。ナディーネさんに対して令嬢フロイラインと付けで呼び慣わされるのが、完全に習慣化されていられます。


『アタシ達も貴族街にある親父の上屋敷かみやしきから帰って来たばかりだ。良ければ話を聞くぜ?』


ナディーネさんによる提案に対してアンリ卿は、ヴェレーナさんとザスキア女史と私とハンナさんの表情を窺いまして、会話に加わってもよいかとの許可を視線にて求めて来られましたので。


『地方部出身の平民身分の村娘に過ぎない私からしますと、アンリ卿の御話は非常に勉強になります』


私の言葉を聞きヴェレーナさんも、笑顔にて御頷きになられまして。


『帝国の君主であらせられます皇帝陛下の直臣の臣下であります、帝国女騎士ライヒス・リッテリン身分を目指す上でアンリ卿による御話は、フロリアーヌさんの仰られる通り非常に勉強になりますわ♪』


コクッコクッコクッ。


私とヴェレーナさんの話を聞かれたザスキア女史も、無言にて首を縦に複数回振られて同意を示されていられます。


『そういう訳だから、遠慮をする必要は無いよ♪』


最後にハンナさんが笑顔で勧めますと、アンリ卿は頭を下げられまして。


『ありがとうございます。感謝をします』


{物腰の柔らかい、貴族諸侯であらせられる子爵ヴァイカウント閣下の御令息様ですな。我が主}


アンリ卿は子爵ヴァイカウント閣下が、所有物である奴隷身分の女性奴隷労働者スクラーヴェン・アルバイテリンに手を付けて産ませた後に、天から根元魔法の素質を授かりし魔法使マーギアーいだと解り認知なされた御令息様ですから。奴隷腹の庶子として、貴族諸侯の家門にて様々な苦労をされて来られたのだと思われます。髪飾ハール・シュムックり。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ