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本好きの女魔法使い  作者: クリストファー


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エピソード73 ナディーネさんから見たハンナさん

『コンッコンッコンッ。希望ナディーネだ。まだ起きているか?。フロリアーヌ


『はい。ナディーネさん。今扉を開けます』


学生食堂メンザでの夕餉ゆうげり終えましてから、学生寮シュトゥデンテン・ヴォーンハイムの女子寮の自室に戻り勉強をしていましたが。そろそろ就寝しょうかと思いましたら、ナディーネさんが尋ねて来られました。


『カチャッ。どうぞ入って下さい。ナディーネさん』


『ああ、遅くにすまねぇな』


ナディーネさんに対して勉強机の椅子を勧めまして、私は寝台に腰掛けますと。


『爺さんとの連絡は済んだ。もしかしたら明日の放課後にフロリアーヌに、さらおうとした人攫ひとさらいの面通めんとおしを頼むかも知れねぇと話していたぜ』


軍務省で勤務されていられます、ナディーネさんの御爺様であらせられる准将閣下は、経験豊富な現役の帝国軍人の将官だけありまして、本当に動きが素早いと思います。


『御手を煩わせまして、申し訳ありませんでした。ナディーネさん』


謝意を表した私に対して、ナディーネさんは灰白色アッシュ・グラオの髪の毛を揺らしながら、軽く首を横に振られまして。


『気にする必要はぇよフロリアーヌ。帝都魔法学園で根元魔法を学ぶ平民身分の二年生の女子学生を狙ったって事は、次はハンナ人攫ひとさらいの標的にされかねねぇからな』


ナディーネさんは幼馴染みのハンナさんの事を、本当に大切に考えていられます。


『確かに私とハンナさんは、学年と身分が同じですから、可能性が無いとはいえません』


私の見解に対してナディーネさんは、真剣な表情にて頷かれまして。


『ああ、その通りだ。アタシやフロリアーヌや真実ヴェレーナなら、人攫ひとさらいにさらわれる心配はぇとは思うが。ハンナの場合は生菓子屋コンディトライでお菓子を買ってやると言われたら、付いて行きかねねぇからな』


ナディーネさんの頭の中では、大切な幼馴染みでもあるハンナさんは、目を離すと心配な幼い少女という印象なようです。

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