エピソード650 図書館の中に私には読めない本があるというのは気になりますから
『アタシの前でもハプスブルク大公家が支配をしているエスターライヒに関しては、お袋と勝者之民の兄貴も具体的な話は避けているな』
帝都アーヘンの貴族街にありますケルン家の上屋敷にて、伯爵閣下であらせられます御父様と帝国女騎士身分の豊穣御姉様との御話を終えましてから、帝都魔法学園の談話室にて希望さん達と情報交換をしています。
『親父はかなりエスターライヒというか、ハプスブルク大公家を嫌っていたな。何でそんなに嫌っているのか、息子の俺には言わなかったがな』
デュッセルドルフ家の上級の騎士様の子息でもありますルネ卿の話にに、親友のアンリ卿も頷かれまして。
『父上と兄上も直接的な言及は避けてはいられたが、尚武の気風を重んじる帝国とは、同じ言葉を話すエスターライヒの文化は大きく異なると御考えのようだったな。ルネ』
{死霊術を禁呪として厳しく禁止されています帝国とは文化的に合わないという事は、エスターライヒも北方半島王国と同様に死霊術が盛んな国なのかも知れませんな?。我が主}
御父様と御姉様によるエスターライヒに関して御話になられていられる際の反応は、死霊術が盛んな北方半島王国に関して触れる際とは異なるように感じました。髪飾り。
『まあ、アタシ達四人に関しては、帝国女騎士身分と帝国騎士身分に叙任されれば、ハプスブルク大公家が支配しているエスターライヒに関して知りたくなれば、資料の閲覧許可を得られるだろうからな。それから調べても問題は無ぇだろう』
軍人一家でもありますゾーリンゲン家の男爵閣下の御息女であらせられますナディーネさんによる見解に、私とアンリ卿とルネ卿も揃って頷いて同意しまして。
『図書館にて閲覧制限のあります本が読めるようになるのが、今から非常に楽しみです』
{我が主が帝国女騎士身分を目指されます最大の理由ですからな}
一度意識をしてしまいますと、図書館の中に私には読めない本があるというのは気になりますから。髪飾り。




