エピソード649 御期待を私は裏切る訳にはいきません
『花は、ハプスブルク大公家が治めるエスターライヒ方面に関する事柄は、公開されている情報に基づいた知識しかないのですね?』
『はい。御姉様』
帝都憲兵隊の副総監という要職に就かれていられます御父様の、秘書官補佐をなされていられます帝国女騎士身分であらせられます豊穣御姉様は、妹である私に対しまして笑顔にて御頷きになられますと。
『貴女も私と同様に帝国女騎士身分に叙任をされれば、エスターライヒに関する詳しい情報の閲覧許可が降りますから、そうしたら御父様による御言葉の意味が解りますわね。フロリアーヌ♪』
私が帝国の君主であらせられます皇帝陛下の直臣の臣下であらせられます帝国女騎士身分を望みました大きな理由としまして、帝都アーヘンにあります図書館で閲覧制限のあります本を読みたいとの思いがあります。
『はい。御姉様。図書館にて閲覧制限のあります本を読めるようになるのが楽しみです』
ロートリンゲン公国産の葡萄酒を飲まれていられます御父様が、私の言葉を聞き楽し気な笑みを御浮かべになられまして。
『私の大切な娘であるフロリアーヌは、本当に本が好きな読書家だな♪』
テレーズィア御姉様も、御父様に同意をなされまして。
『帝都魔法学園にて根元魔法を学んでいます、女子学生でもあります妹のフロリアーヌは優秀な女魔法使いですけれど、帝国女騎士身分となり閲覧許可が降りる本が増えれば、更なる高みに到達する事が出来ると思いますわ。御父様♪』
帝都憲兵隊の副総監という要職に就かれていられますケルン家の伯爵閣下であらせられます御父様と、秘書官補佐を務められていられます帝国女騎士身分でもありますテレーズィア御姉様による御期待を、私は裏切る訳にはいきません。
『御期待に添えるように鋭意努力をいたします。御父様に御姉様』




