エピソード638 ヴェレーナさんに甘えて頂けるのは
『希望さんはゾーリンゲン家の男爵閣下の末子でもあられます令嬢ですけれど、勝者之民少佐を長男とされます御三方の兄君がいられますので、殿方への応対には熟達されていられると感じます。真実さんにザスキア女史』
帝都アーヘンにあります魔道具の製造には必要不可欠なミスリル銀の地金を取扱います市場にて、教授が引率なされていられました社会科見学が現地解散をしますと。私とヴェレーナさんとザスキア女史の三人組と、ナディーネさんと恵さんの二人組と、アンリ卿とルネ卿の二人組の、計三組に別れて市場を見て回っています。
『確かにナディーネさんは、好意を寄せていられますアンリ卿をあしらうのに手慣れていられると感じますわね。私の花さん♪』
ヴェレーナさんの見解にザスキア女史も、首を小刻みに動かしながら頷かれまして。
「や、やはり家族に男兄弟がいますと、扱いに自然と慣れます」
{ザスキア女史にも幼年学校にて寄宿生活を送られながら士官教育を受けられています、一歳年下の三等兵である兵士卿がいられますからな。我が主}
アンリ卿には異腹の兄君であらせられますジェローム御兄様はいられますけれど、異性の姉妹はいないのでナディーネさんに想いを伝えるのが上手くいかないのかも知れません?。髪飾り。
『ナディーネさんには御三方の兄君はいられますけれど姉妹はいませんから、御父君であらせられますゾーリンゲン家の男爵閣下から出入りを許されていられます平民身分の御用商人の一人娘でもありますハンナさんの事を、血を分けた姉妹以上に大切に想うようになられたようですわね。私のフロリアーヌさん♪』
{首飾りの主は、帝都魔法学園の教授が引率なされていられました社会科見学が終わりましたので、我が主に対して甘えていられますな♪}
同性の女性の中で最も愛していますヴェレーナさんに甘えて頂けるのは、私にとっては非常に大きな幸せです♪。




