エピソード636 非常に怖い御方なのだと思われます
『工房の立ち上げは順調ですか?。安定君』
『はい。教授。御出資を頂いております令嬢花女史には、心底よりの感謝をしています』
帝都魔法学園にて教鞭を執られていられます魔法使いでもあります教授が仰られました通り、帝都アーヘンにてミスリル銀の地金を取扱いますと市場では、卒業生の女魔法使いでもありますコンスタンツェ先輩と偶然会いました。
『次席という優秀な成績で帝都魔法学園を卒業した女魔法使いでもあります貴女が、帝都アーヘンにて新たに魔道具を製造する工房を立ち上げてくれて嬉しく思います♪』
{帝都魔法学園にて教鞭を執られていられます教授は、かつての教え子との話しを心底より楽しまれていられるようですな。我が主}
教授にとっては教職は天職なようですね。髪飾り。
『同期を首席の成績で卒業したフェルディナントにも、魔法使いとして根元魔法が盛んな帝国に留まってもらえれば良かったのですけれど。教授』
残念そうな表情にて話されましたコンスタンツェ先輩に対して、教授は苦笑を浮かべながら頷かれまして。
『確かに貴女の言う通りですね。フェルディナント君…。今はロートリンゲン公国のフェルディナント・ド・モンメディ卿ですね。彼が異国の貴族諸侯であらせられます子爵閣下の弟君だったとは、帝都魔法学園に在学中は私も貴女も見抜けませんでしたからね』
『はい。教授。帝都魔法学園の学生寮で、三年間寄宿生活を送りながら学びました魔法使いのフェルディナントは、帝国之住民にしか見えませんでした』
{フェルディナントという人物は、他者を完璧に騙す事が出来る演技力の持ち主のようですな?。我が主}
帝都魔法学園を首席の成績にて卒業された魔法使いが、三年間素性を隠しながら帝都アーヘンにて根元魔法を学ばれたのですから、フェルディナント・ド・モンメディ卿は非常に怖い御方なのだと思われます。髪飾り。




