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エピソード630 詳細は話せずとも可能な範囲でお話をしておく必要があります
『御休なさい。花女史♪』
『はい。御休なさい。カール卿♪』
夜の散策公園での久し振りの語り合いをカール卿と私の男女二人は心の底から楽しみましてから、幼年学校の正門前にて後ろ姿が見えなくなるまで御見送りをさせて頂きました。
{今宵はこの後はどうされますかな?。我が主}
ポリーヌ婦人に管理を任せています家に行き湯浴みを済ませます。昨夜は帝都アーヘンの貴族街にありますケルン家の上屋敷にて湯浴みを済ませましたが、今宵は違いますから。髪飾り。
{寡婦のポリーヌ婦人とは、ノイス家の領地から戻ってまだ会われていませんからな。我が主}
その通りです。詳細は話せませんが可能な範囲でポリーヌ婦人にもお話をしておく必要があります。髪飾り。
意志ある魔道具でもあります髪飾りとの脳内会話である念話を終えますと、私は豪商の藪さんから頂いたポリーヌ婦人に管理を任せています家に夜の帝都アーヘンの道を歩いて向かいました。




