エピソード629 帝都魔法学園を選びました理由の一つ
『花女史が、帝国女騎士身分に叙任されるのは宮城にてですか?』
『はい。カール卿。御父様はそのように仰られました』
飲食店にて夕餉を摂り終えましてから、カール卿と私は男女二人きりにて魔道具の街灯の明かりが灯されています、夜の散策公園を並んで歩きながら御話をさせて頂いております。
『団体の盟主でもあります帝国自由都市リューベックにあります、叡智学園にて根元魔法を学ばれていられます義兄は、帝都アーヘンには来られずに帝国騎士身分に叙任をされたと、父上の御手紙にありました。フロリアーヌ女史』
カール卿の御父君であらせられますツヴィングリ男爵閣下の猶子となられていられます、御父様の甥でもあります帝国騎士様は、帝国自由都市リューベックを中心に活動なされていられますから、帝都アーヘンを一度も訪れた事が無いそうです。
{国土が広大な帝国では、一度も首都を訪れずに生涯を終える人間の方が圧倒的に多そうですな。我が主}
『私は寄宿生活を送りながら帝都魔法学園にて根元魔法を学ぶ為に帝都アーヘンに移りました。距離的に近ければ団体の盟主でもあります帝国自由都市リューベックにあります叡智学園に入学していた可能性があります』
魔法使いの退役少尉が一家の家長をしています自作農の家からは帝都アーヘンの方が帝国自由都市リューベックよりも近かったのが、叡智学園では無く帝都魔法学園に入学した大きな理由の一つとなります。




