エピソード628 幼年学校の皆様方による視点
『詳細を御話する事が出来ずに申し訳ありません。カール卿』
『御気になさらずに花女史。貴女と御学友の皆様方が無事に御戻りになられたのが何よりも重要ですから♪』
帝都アーヘンにあります幼年学校にて寄宿生活を送られながら士官教育を受けられていられます、ツヴィングリ男爵閣下の御嫡男様でもありますカール卿は凛々しく逞しい黒髪の殿方ですが、柔和な笑顔が本当に素敵だと思います♪。
『止事無い身分の家門に所属される皆様方も、果たすべき義務が多くて大変なのですね』
平民身分の父親がシュヴァイツ共和国から帝国に移住なされた移民二世でもあります雑貨屋さんによる見解に対して、御父君であらせられます帝国騎士様がザクセン公国から帝国に移住なされた兵士卿が頷いて同意を示されまして。
『自分達が士官教育を受けている幼年学校では移民二世が多いが、姉さんを含む天から根元魔法の素質を授かりし選良の皆様方が根元魔法を学ばられていられる帝都魔法学園の学生は、我々三等兵とは異なる重責を担われていられるな。クレーマー』
弟であるギュンター卿による見解を聞かれたザスキア女史が慌てた様子で。
『ギュ、ギュンター。令嬢フロリアーヌ女史とアンリ卿と令嬢希望女史とルネ卿と、私を一括りにしないでっ!』
慌てるザスキア女史の様子を、弟であるギュンター卿は不思議そうに見詰められまして。
『姉さんも天から根元魔法の素質を授かりし選良でもある女魔法使いだからね』
『うっ。それはそうだけれど…』
{ザスキア女史とギュンター卿は、非常に仲睦まじい姉弟ですな。我が主♪}
姉のザスキア女史は女魔法使いで、弟のギュンター卿は一般人という姉弟ですけれど、関係が良好な家族だと私も思います。髪飾り。




