エピソード627 帝国軍という軍隊組織を束ねる為には必要な
『ふうっ…。やっぱり一日の講義が終わると開放感を感じるよね♪』
帝都魔法学園での本日の講義を全て受講しましたので、私とアンリ卿と希望さんとルネ卿とザスキア女史と真実さんと恵さんの七人は、幼年学校にて寄宿生活を送られていますカール卿と兵士卿と雑貨屋さんと合流する為に、飲食店へと向かっています。
『ハンナは以前から、老女教授には目を付けられているからな』
軍人一家であらせられますゾーリンゲン家の男爵閣下の御息女でもありますナディーネさんの指摘に、ハンナさんは頷かれまして。
『花のように目の敵にされている訳では無いけれど、他の学生よりは老女教授に目を付けられている感じがするよね』
{我が主の学友は帝都魔法学園の外では、治癒魔法の講義を担当されています帝国女騎士身分の女魔法使いの事を、老女教授と呼び慣わされますな♪}
レバークーゼン家の子爵閣下の庶子にして、黒髪と褐色の肌色をされていられます高潔な貴公子でもありますアンリ卿は、老女教授の事を帝国女騎士様と呼ばれますが。それ以外の皆さんは貴方と言う通りですね。髪飾り。
『やっぱりあの当たりの強さは、帝都憲兵隊出身だからかな?』
ハンナさんに想いを寄せていられますルネ卿の疑問に対しまして、軍人一家であらせられますゾーリンゲン家で生まれ育たれましたナディーネさんが、灰白色の髪の毛を揺らしながら頷かれまして。
『多分な。帝国軍は貴賤貧富を問わずに心身が健康で皇帝陛下に無条件の忠誠を誓う帝国之住民なら誰でも受け入れるからな。そうした玉石混淆の軍隊組織を束ねるには、豪腕を振るう必要があるからな。ルネ』
{我が主の御父君であらせられますケルン家の伯爵閣下は、そうした帝都憲兵隊の副総監という要職に就かれていられますな}
御父様だからこそ担える重責であると、娘の私は心底より誇りに感じています。髪飾り。




